セリエA

トーニ、イタリアのストライカー不足を嘆く「真の問題」

ルカ・トーニ 写真提供:Gettyimages

 パレルモやバイエルン・ミュンヘンなどで活躍した元イタリア代表FWルカ・トーニ氏が、同国のストライカー不足について言及した。イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 イタリア代表黄金期のFWの1人として、ワールドカップ優勝も経験したトーニ氏。エラス・ベローナに所属していた際には38歳で得点王に輝き、セリエAの最年長得点王となっている。

 トーニ氏の現役時代には、イタリア代表にクリスティアン・ビエリ氏やフィリッポ・インザーギ氏、フランチェスコ・トッティ氏など、得点力のあるストライカーが溢れていた。しかし、ラツィオのチーロ・インモービレ以外に得点ランキングに絡む選手が出てこないのが現状だ。

 トーニ氏はその状況を問題視しているようだ。以下のように語っている。

ルカ・トーニ

「私たちが代表選手としてプレーしていた時代を覚えているだろうか?

 みんなが素晴らしいストライカーだった。(代表FWの内)1人でも20ゴールを奪えない選手がいたら、からかわれていたよ。

(現在のイタリア代表には)とてもうまくやっているインモービレを除いて、15ゴール以上を記録している選手がいない。これは真の問題だよ」