セリエA ALL

新型コロナに感染したセリエA関係者たち。自宅待機中の過ごし方

パウロ・ディバラ 写真提供: Gettyimages

自宅待機中のセリエA選手の様子

新型コロナウイルスによって全国民の自宅待機が決まり、いつまで続くのかはまだ未定だ。しかし、落ち込んだりするのはよくないことだし、精神的に病気になることもあり得る。特にサッカー選手のような「運動」が仕事という人にとってこの状況は一番辛いだろう。

しかし、多くのサッカー・プレイヤーは自宅待機の時間を有効に過ごしていて、SNSのプロフィールにも毎日の様子を投稿している。

ユベントスのディバラは婚約者のオリアーナとアルゼンチン料理を作ることを楽しんでいる。また、チームメートのミラレム・ピアニッチも料理の腕前を披露している。ドウグラス・コスタはひたすらプレイステーションで遊んでいるという。そして、ジョルジョ・キエッリーニとフェデリコ・ベルナルデスキは新型コロナウイルスを乗り越えるために必要な募金をサポーターに呼びかけている。

ラジャ・ナインゴラン 写真提供: Gettyimages

ラツィオの選手もSNSで多くの投稿をしている。その中で最も目立っているのはフランチェスコ・アチェルビとチーロ・インモービレの動きだ。アチェルビはチームメート全員に「そばにあるものでリフティングをする」というチャレンジを考えた。そして、インモービレはイギリスの番組に出演している有名な医師クリスチャン・ジェッセン氏と熱く対談し、話題となっている。医師は「イタリア人は新型コロナウイルスを仕事を休むための理由にしている」と発言をし、ラツィオの選手は黙っていられなかった。「この病気で大切なものを失った人に謝れ」とコメントした。

フィオレンティーナのフェデリコ・キエーザは家事に集中。掃除機を手にして、婚約者のイラリアを手伝っている。ローマのエディン・ジェコは自宅のジムで奥さんとトレーニングしようと必死に頑張っているが、遊びたがる娘たちに邪魔をされている。そして、カリアリのラジャ・ナインゴランは自分の勝負強さを失わないように、戦争をテーマとしたシューティングゲーム、コール・オブ・デューティでプレーしているのだ。

これ以外にもSNSでセリエAの選手の面白いビデオがたくさん確認ができるのだ。選手のこういった活動によって、自宅待機しているイタリア国民が元気をもらえるのはとてもありがたいことだ。

ページ 2 / 2

名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

筆者記事一覧