次々と若手有望株が頭角を現し、現代のフットボールを再びリードする存在となり始めているサッカー、イングランド代表。バラエティ豊かな選手が多く揃い、スタメン争いは厳しいものとなっている。
そんなイングランド代表だが、中でも右サイドバックのスタメン争いはさらに激しくなることが予想される。プレミアリーグを中心に、世界の最前線でイングランド代表の右サイドバックが活躍を見せている。
今回は、EURO2020イングランド代表の右サイドバックスタメン候補4選手をご紹介する。
トレント・アレクサンダー=アーノルド
クラブ:リバプール
ここ1シーズン半で世界レベルのタレントへと上り詰めたアーノルド。圧倒的なオフェンス能力を武器に、19歳ながらリバプール不動の右サイドバックとして君臨している。
守備面での不安は確かに存在するアーノルドだが、超高精度なキックを武器としたオフェンス面での貢献度は抜群だ。約半年後のEUROでもスタメン候補筆頭となるだろう。
カイル・ウォーカー
クラブ:マンチェスター・シティ
ここ数年、イングランド代表の右サイドバックを託されてきたのがウォーカーだ。マンチェスター・シティ不動の右サイドバックとして、クラブのリーグ2連覇にも大きく貢献してきた。
アーノルドの台頭はウォーカーの立場を難しいものにするかもしれない。しかし、彼の圧倒的なスピードと強いフィジカルを武器とした推進力はイングランド代表に欠かせない武器であることも事実だ。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で、プレーの幅を増やしているウォーカーも、EURO2020の有力なスタメン候補だ。
アーロン・ワン=ビサカ
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
将来的にアーノルドとともにイングランド代表を支えることになりそうなのがワン=ビサカだ。ただ、二人の特徴は対照的で、ワン=ビサカは守備面で強みを見せる。
深いタックルを武器に、対人戦で圧倒的な強さを見せるワン=ビサカ。しかしながら、攻撃面では質の低いクロスなど、課題を多く抱える選手でもある。それでも、この半年間で洗練されていけば、スタメンの座を位狙える選手であることに間違いはない。
キーラン・トリッピアー
クラブ:アトレティコ・マドリード
これまでに紹介した3選手とは異なり、イングランドではなくスペインで活躍しているのがトリッピアーだ。2018年に行われたロシアワールドカップで、イングランド代表の右サイドバックを担った選手でもある。
そのトリッピアーの武器と言えば、やはり高精度のキックだろう。イングランド代表のプレースキッカーとして、活躍してきた。
そんなトリッピアーを位置づけるとしたら、アーノルドとウォーカーの中間になるだろう。トーナメントの中で、使い勝手の良い選手になることは間違いない。
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