セリエA 海外日本人選手

【後編】冨安が見習うべき?セリエAでプレーした日本人選手たち

森本貴幸
 
20歳で東京ヴェルディからカターニアに移籍した森本。アタランタ戦で途中出場し、同点ゴールを決めるなど素晴らしいスタート切った。
 
森本のベストシーズンは2008-2009シーズン。ワルテル・ゼンガ監督の下、森本は25試合に出場し9ゴール3アシストを記録。ローマ戦やナポリ戦、パレルモ戦などで勝利貢献した。
 
そんな活躍もあり、海外クラブからたくさんのオファーがあったが、森本は残留を決断。ファンは彼のこと「マレモート」、イタリア語で「津波」と呼んでいた。その後、パフォーマンスが少しずつ落ちていくも、大事な場面で点を決めるのが森本の強みだった。
 
2012年にはセリエAに昇格したノバーラ・カルチョに移籍。これがイタリアでの最後のシーズンになった。

長友佑都
 
2011年にFC東京にからチェゼーナに移籍した長友。リーグレベルが変わっても、攻撃と守備両方でいいプレーを見せつけた。そのパーフォーマンスから、冬の移籍市場ではインテルに移籍し、インテルでプレーした初めての日本人になった。
 
2013-2014年シーズンでは5得点を獲得し、最も得点を入れたディフェンダーにもなった。しかし翌シーズン、出場機会が減少。しかし、長友はメンタル面でチームを支え、試合に出場した際にはキャプテンマークを巻く場面もあった。
 
2017年にトルコのガラタサライに移籍したが、インテルでは210試合に出場した。

本田圭佑
 
2014年にCSKAモスクワからミランに移籍した本田。ヨーロッパのトップクラブで10番を背負うという夢を叶えた。
 
少しずつ自分のポテンシャルを見せた本田は2014年のワールドカップ後、好パフォーマンスを披露。シーズン開幕から10試合で6ゴールを記録し話題になった。
 
しかし、2015年のアジアカップ終了後、本来のポジションでプレーさせてもらえず、ウィングで起用されるように。それでもアシストでチームに貢献し続けた。
 
しかし、その翌シーズンから出場機会が激減。それでも契約の終わりまでミランに残ることを決めた。そしてクラブ退団前には直接FK決め、ミランのUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。

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