韓国代表 オーストラリア代表

終始劣勢強いられるも。韓国が4年ぶりにオーストラリア下す

ファン・インボム 写真提供:GettyImages

 6月7日、釜山で行われた韓国とオーストラリアの親善試合。韓国のパウロ・ベント監督は3-5-2体制で挑んだ。トッテナム・ホットスパー所属のスター、ソン・フンミンとハンブルガーストライカー、ファン・ヒチャンが攻撃のリードを開始した。

 アウェイにも関わらず、オーストラリアが試合を支配していく。ミッチェル・デュークのヘディングがポストを直撃した時は驚異的だった。

 韓国は、身体的に優位なオーストラリアの強力な防御に苦戦していた。パスもそれほど精巧ではなく、前半は1度もシュートに持ち込めず、一方相手オーストラリアからは4度の試みを受けた。

 ガンバ大阪のキープレーヤー、ファン・ウィジョが試合66分に登場。また、キム・ジンスとイ・ジェソンに代わってホン・チョルとナ・サンホが投入された。この交代が正しい選択となった。76分、ホン・チョルがクロスを送り、ファン・ウィジョがポスト近くで受けてネットを揺らした。

 オーストラリアのカウンターは皮肉にも、韓国にもカウンターのための十分なスペースを与えることとなった。UEFAチャンピオンズリーグ決勝への出場により、4日に韓国に到着したソン・フンミンは、ディフェンス陣を突破してチャンスを見つけたが、彼の試みはオーストラリアのGKアンドリュー・レッドメインに止められた。

 パウロ・ベント監督率いる韓国は、ファン・ウィジョのゴールでオーストラリアを下す。2015年以来4年ぶりの勝利となった。