セビージャ ローマ

元ローマ指揮官に今夏セビージャ行きの可能性浮上。敏腕SDモンチと再会か

元ローマ指揮官のエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏 写真提供:GettyImages

 今年3月までローマを率いていたエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏にセビージャ指揮官就任の可能性が浮上しているようだ。現地時間3日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』やイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 ディ・フランチェスコ氏は2017年夏に自身が現役時代に在籍していたローマに指揮官として復帰すると、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4まで進出するなど就任1年目ながら好成績を残していた。

 しかし今季は序盤からリーグ戦でインテルやミランなど他クラブから出遅れたこともあり、再三にわたり解任の可能性が取りざたされていたものの、モンチSD(スポーツディレクター)が同監督を擁護する姿勢を見せていた。

 ただ先月はじめのローマダービーで完敗を喫すると、6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグ・ポルト戦で延長の末に敗れたため、ローマ首脳陣がディ・フランチェスコ監督を解任するとともに、モンチSDもクラブを離れていた。

 その後、モンチ氏は古巣セビージャのSD職に就いているが、そのセビージャは現在7位と来季欧州カップ戦出場圏外である。同クラブは今季の最終順位次第では監督交代に踏み切る可能性があり、モンチSDとローマでともに仕事をしていたディ・フランチェスコ氏が次期監督候補にあがるものとみられる。

 なお、フィオレンティーナもステファノ・ピオリ監督が今季終了後での退任が濃厚となっていることから、後任候補にディ・フランチェスコ氏の名前があがっている。ただフィオレンティーナは依然として同氏とは合意に至っていないものとみられ、今後の交渉の行方次第ではディ・フランチェスコ氏のスペイン行きが現実味を帯びるようだ。