かつてミランやセビージャなど複数クラブを率いた経験を持つビンチェンツォ・モンテッラ氏が今夏に監督業を再開する可能性があるようだ。現地時間3日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
モンテッラ氏は2017年夏にミラン指揮官に就任するも成績不振に伴いシーズン途中で解任。さらに直後に就任したセビージャでも来季欧州カップ戦出場権獲得が危ぶまれたことによりシーズン終盤に解任の憂き目に遭っている。
同氏には、今年に入ってカルロス・ケイロス監督の後任としてイラン代表指揮官のオファーが届いたものの、これを拒否していた。
このため、モンテッラ氏は現在もフリーの身であるものの、3日に行われたセリエA第30節・ローマ対フィオレンティーナをスタディオ・オリンピコのスタンドから観戦していたようだ。
ローマは先月にエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督を解任し、今季終了後までの契約期間でクラウディオ・ラニエリ監督を招へいしているが、来季以降の監督人事に関しては不透明な状況となっている。
またフィオレンティーナも現在率いているステファノ・ピオリ監督が今季終了後での退任が濃厚となっており、現在クラブ首脳陣が後任人事の選定を行っているものとみられる。
ただモンテッラ氏は2012年から率いていたフィオレンティーナにおいて2015年夏にクラブ首脳陣との関係悪化に伴い、指揮官を辞任したという過去も持っている。
両クラブともに同氏とのコンタクトをとったという情報が伝えられていないものの、水面下では来季に向けてリストアップしている可能性はあるかもしれない。
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