セリエA インテル

インテル、イカルディの後釜としてローマFWに接触か。移籍金39億円と伊紙報道

ローマのエディン・ジェコ 写真提供:GettyImages

 インテルはFWマウロ・イカルディの今夏退団に備えてローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの獲得に乗り出すようだ。現地時間19日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 イカルディは2月中旬にクラブからキャプテンをスロベニア代表GKサミール・ハンダノビッチに交代することを言い渡されており、これ以降公式戦に出場していない。

 また同選手の妻であり、かつ代理人を務めているワンダ・ナラさんとクラブ首脳陣が対立関係にあると伝えられる中、今月上旬に両者が会談を行ったものの議論は平行線を辿っている。

 同クラブのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)はイカルディを巡る問題の解決に自信を示しているものの、周囲では今季終了後に同選手がクラブを離れる可能性が取りざたされている。

 その中、インテルはすでに水面下でイカルディの後釜としてジェコの代理人にコンタクトをとっている模様。

 2020年夏まで契約期間を残しているジェコは今季、ここまでチャンピオンズリーグ(CL)では6試合に出場し5得点と好パフォーマンスを発揮したものの、リーグ戦では7ゴールとストライカーとして物足りない結果となっている。

 なおイタリア国内の一部報道によると、同選手の獲得に要する移籍金は3000万ユーロ(約39億円)といわれている。イカルディの去就が不透明である中、来季の編成に向けた動きを見せているようだ。