Jリーグ

明治安田生命J1リーグで「1番走るチーム」は?1位と18位は驚きの差

Jリーグはここまで3試合を消化。各チームのスタイルがスタッツでも明確に表れるようになってきた。そこで今回は、J1全18クラブの1試合平均走行距離をランキング形式でご紹介したい。


18位:ヴィッセル神戸

1試合平均走行距離:107.632km

ボール支配率は、開幕戦から第3節まで60%近い数値を記録。ダビド・ビジャ、アンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキのVIPトリオを筆頭に、「無駄走りが少ない」ことがスタッツに表れている。


17位:川崎フロンターレ

1試合平均走行距離:108.268km

昨季もJ1最短の走行距離を記録した川崎フロンターレ。今季も数値はほとんど変わっておらず、ヴィッセル神戸に次いで2番目に少ない走行距離となっている。


16位:浦和レッズ

1試合平均走行距離:108.909km

昨季と同様、今季も走行距離は伸びていない。第3節松本山雅戦では、走行距離10kmを超えた選手がナバウト、柴戸海、橋岡大樹の3名のみだった。


15位:FC東京

1試合平均走行距離:110.246km

昨季の1試合平均走行距離111.414kmよりはやや少なくなった数値を記録。中盤のハードワークが目立ち、第3節サガン鳥栖戦では高萩、橋本、東、久保の中盤4人全員が10km超えを達成した。


14位:ベガルタ仙台

1試合平均走行距離:111.072km

昨季はリーグ5位の1試合平均走行距離を記録していたベガルタ仙台だが、今季はリーグ14位と減少傾向。リーグトップクラスの数値を残していた奥埜博亮、野津田岳人の移籍も影響しているだろう。


13位:サガン鳥栖

1試合平均走行距離:112.830km

2年連続で1試合最多走行距離を記録している高橋義希は、今季もチームトップクラスの数値を記録。ただ、リーグ全体の走行距離が上がっているため、まだトップ20位には入っていない。


12位:名古屋グランパス

1試合平均走行距離:113.646km

開幕3連勝とスタートダッシュに成功した名古屋グランパス。昨季よりもわずかに走行距離が伸びているが、リーグ全体の走行距離が増加しているため、順位はリーグ12位となった。


11位:鹿島アントラーズ

1試合平均走行距離:113.984km

昨季のACL王者は、リーグ17位と「走らない」チームだった。しかし、今季は1試合平均走行距離が約6kmも増加。3試合消化時点で通算18kmも走行距離が増えている。昨年はリーグトップの年間60試合を消化しているだけに、疲労の蓄積が心配だ。


10位:松本山雅FC

1試合平均走行距離:114.818km

昇格組の松本山雅はここまで1勝1分1敗の9位とまずまずの成績。走行距離はリーグ10位だが、スプリント回数はリーグ4位の186回を記録している。


9位:セレッソ大阪

1試合平均走行距離:114.886km

第3節サンフレッチェ広島戦では清武、レアンドロ・デサバトの2人が12km超えを記録。昨季よりも1試合平均3kmほど走行距離が伸びている。


8位:清水エスパルス

1試合平均走行距離:114.908km

開幕3試合で1分2敗といまだ勝ち星を掴めていない清水エスパルス。走行距離はリーグ平均114.419kmに近い数値を記録している。


7位:湘南ベルマーレ

1試合平均走行距離:115.832km

昨季の1試合平均走行距離ランキング年間1位が、今季はまさかの7位にランクイン。しかし、走力が衰えたわけではない。昨季と数値はほとんど変わっておらず、誤差の範囲。リーグ全体の走行距離が増加している影響でリーグ順位が下がっている。


6位:ガンバ大阪

1試合平均走行距離:117.211km

昨季と比べて1試合平均約5km増加している。倉田秋の走行距離は伸びており、第1節横浜F・マリノス戦ではリーグ暫定8位となる走行距離12.75kmを記録した。


5位:ジュビロ磐田

1試合平均走行距離:117.438km

昨季と比べて1試合平均約6km増加している。第3節大分トリニータ戦では、なんと10km超えが先発選手の大半となる6名。ムサエフ、山田大記に至っては、リーグトップクラスとなる13km超えを達成した。


4位:北海道コンサドーレ札幌

1試合平均走行距離:118.825km

昨季はリーグ3位、今季もリーグ4位と、リーグトップクラスの走行距離を記録している。特に荒野拓馬の奮闘が目立っており、第1節は12.08km、第2節は13.00km、第3節は12.64kmと高い数値をマークした。


3位:横浜F・マリノス

1試合平均走行距離:118.926km

昨季もリーグ2位の走行距離を記録したが、今季もリーグ3位と変わらぬ「走るサッカー」を貫いている。特筆すべきは、スプリント回数でリーグ1位を記録している点。「走行距離」と「スプリント回数」の両方でリーグ上位の数値を記録しているクラブは他にない。


2位:サンフレッチェ広島

1試合平均走行距離:119.672km

昨季と比べて1試合平均6km以上増加している。松本泰志は今季初先発フル出場となった第2節でいきなり13.11kmを記録すると、第3節では驚異の13.49kmを記録。この数値は昨季の1試合最多走行距離13.28kmを上回っている。第4節以降、松本泰志のさらなる記録更新が期待される。


1位:大分トリニータ

1試合平均走行距離:120.443km

リーグ1位に輝いたのは昇格組の大分トリニータ。とにかく走ることが印象的なチームだ。リーグで唯一1試合平均走行距離が120kmを突破。18位のヴィッセル神戸と比較すると、なんと1試合12km以上、選手1人分も差が開いている。