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中国移籍からトップリーグ復帰組。パフォーマンスを維持した選手たち

絶大な資金力を活かして次々に大物選手を獲得している中国スーパーリーグ。しかし、中国移籍を決断した大物選手の大半は「すでに全盛期を過ぎた選手」か「莫大な給与のみを求めて移籍する選手である」との見方も根強い。それでも、中国スーパーリーグ移籍後もパフォーマンスを維持し、欧州や南米のトップリーグに復帰しても活躍している選手も数少ないが存在する。そこで今回は、中国移籍からトップリーグに復帰した選手をご紹介したい(トップリーグは国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が発表した世界リーグランキングの上位10リーグとする)。


パウリーニョ

トッテナム→広州恒大→バルセロナ

2013/2014シーズンにトッテナムへ移籍するも本来のパフォーマンスを見せられず欧州挑戦は失敗。2015年に広州恒大へと移籍した。中国スーパーリーグで2年連続優勝に貢献するなど実績を残し、2017年にバルセロナへと移籍。主力選手としてラ・リーガ、コパ・デル・レイの二冠達成に大きく貢献した。2018年FIFAワールドカップでブラジル代表として戦った後、再び広州恒大へと復帰を果たした。


ジェルビーニョ

ローマ→河北華夏→パルマ

2016年にローマから河北華夏へと移籍。外国籍選手枠の関係で出場機会を失うと、今季パルマへ移籍。欧州復帰を果たした。圧倒的なスピードは今もなお健在。第5節カリアリ戦では衝撃のゴールを決め、強豪相手の試合でもインパクトを残している。


ロビーニョ

サントス→広州恒大→アトレチコ・ミネイロ

2015年にサントスから広州恒大へ移籍。中国スーパーリーグ聖杯に貢献し、クラブワールドカップにも出場を果たした。2016年にアトレチコ・ミネイロへと移籍すると、フォームを取り戻して活躍。冬の移籍市場ではトルコのシバススポルを経て、同リーグのイスタンブール・バシャクシェヒルへと移籍した。


ジョー

アル・シャバーブ→江蘇蘇寧→コリンチャンス

2016年にUAEのアル・シャバーブから江蘇蘇寧へ移籍。しかし、精彩を欠き5ヶ月で退団した。2017年に古巣コリンチャンスへと復帰すると、コンディションを回復。リーグ戦18得点を記録、得点王とMVPに選出された。2018年に名古屋グランパスへと移籍した。


アクセル・ヴィツェル

ゼニト→天津権健→ボルシア・ドルトムント

2017年にゼニトから天津権健へ移籍したが、1年でドルトムントへ移籍。今季は中盤の要となり、チームに欠かせない存在として素晴らしいパフォーマンスを披露している。