Jリーグ

Jリーグアウォーズの表彰台に立つのは? 今季ベスト11ノミネート一覧

今季のJ1リーグは川崎フロンターレの優勝で幕を閉じているが、今季のリーグ戦で優秀な成績を収めた選手・監督・審判・クラブが表彰されるJリーグアウォーズが18日夜に横浜で開催される。そのJリーグアウォーズでは数多くのタイトルが設けられているが、その中でも「最優秀選手賞」と「ベストイレブン」発表は最大の見物となるだろう。今回は事前に発表されている両タイトルの受賞候補者をポジション別に紹介する。


ゴールキーパー

・クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)
・チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)
・東口順昭(ガンバ大阪)
・権田修一(サガン鳥栖)

川崎フロンターレが今季リーグ最少失点で終えることができた要因の1つとしてチョン・ソンリョンのパフォーマンスが関係していることだろう。日本代表に選出された東口順昭、そして決死のセーブで何度もピンチを救いチームをJ1残留に導いた権田修一も名を連ねている。


ディフェンダー(その1)

・西大伍(鹿島アントラーズ)
・槙野智章(浦和レッズ)
・森重真人(FC東京)
・山中亮輔(横浜F・マリノス)
・三浦弦太(ガンバ大阪)

11月に日本代表初招集ながら初ゴールをマークした山中亮輔はマリノスで不動のサイドバックを務めており、持ち前の縦への推進力をいかんなく発揮していた。今夏にサガン鳥栖に加入したフェルナンド・トーレスからJリーグの中で一番厄介なディフェンダーという評価を受けた槙野智章は最終ラインを統率し、天皇杯のタイトル奪取に大きく貢献している。


ディフェンダー(その2)

・佐々木翔(サンフレッチェ広島)
・奈良竜樹(川崎フロンターレ)
・谷口彰悟(川崎フロンターレ)
・車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
・エウシーニョ(川崎フロンターレ)

サイドバックでシーズン通して安定したパフォーマンスを披露した佐々木翔は9月に森保一の日本代表監督就任と同時にサムライブルーで常連の存在になっている。川崎フロンターレでは上記の4選手がほぼ固定でスタメンに名を連ねており、特に谷口彰悟はリーグ戦全試合でフル出場を果たしている。


ミッドフィルダー(その1)

・チャナティップ・ソングラシン(北海道コンサドーレ札幌)
・三竿健斗(鹿島アントラーズ)
・レオ・シルバ(鹿島アントラーズ)
・青山敏弘(サンフレッチェ広島)

タイ人選手として初のJリーグ挑戦を果たしたチャナティップ・ソングラシンは今季チームで都倉賢、ジェイ・ボスロイドに次いて多い8ゴールをマークし、今やクラブに必要不可欠な存在となっている。鹿島アントラーズは中盤2センターで堅実な守備によりチームの基盤を支えていた三竿健斗とレオ・シルバがノミネートされた。


ミッドフィルダー(その2)

・守田英正(川崎フロンターレ)
・大島僚太(川崎フロンターレ)
・家長昭博(川崎フロンターレ)
・中村憲剛(川崎フロンターレ)

川崎フロンターレは最終ラインのみならず中盤でも4選手がノミネートされている。大卒1年目の守田英正はエドゥアルド・ネットが名古屋グランパスに移籍して以降、大島僚太と中盤センターを構成し、守備・攻撃両面において多大なクオリティをもたらすと、アジアカップの日本代表へのメンバー入りも果たした。


フォワード(その1)

・鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
・興梠慎三(浦和レッズ)
・伊東純也(柏レイソル)
・ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)

興梠慎三はシーズン序盤に影を潜めチーム全体も深刻な得点力不足に陥っていたものの、夏場以降の巻き返しもあり終わってみれば7年連続で2桁得点をマークした。鈴木優磨は今夏に金崎夢生がサガン鳥栖へ移籍した後は前線におけるチームに軸となり、クラブ創設以来初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に大きく貢献した。


フォワード(その2)

・小林悠(川崎フロンターレ)
・ジョー(名古屋グランパス)
・パトリック(サンフレッチェ広島)
・ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)

今季に名古屋グランパスに鳴り物入りで加入した元ブラジル代表のジョーは恵まれた体格を生かしたポストプレーのみならず、確かなる足元の技術で相手ディフェンダーを翻弄し、リーグ得点王に輝いた。ファン・ウィジョは宮本恒靖監督への交代以降、6試合連続ゴールなどで大型連勝をもたらしている。