Jリーグ モンテディオ山形

北と南の良き“仲間”。 大分トリニータとモンテディオ山形が健闘称え合う

 17日に行われたJ2リーグ最終節・モンテディオ山形対大分トリニータは1-1のドローで終えたが、他会場の試合結果により大分トリニータが6年ぶりとなるJ1リーグ昇格を決めている。

 その中、昨晩にモンテディオ山形のスタッフが公式ツイッターアカウントを通じて大分トリニータへの思いを語ったことがJリーグファンの間で反響を呼んでいるが、大分トリニータも公式ツイッターアカウントを通じてモンテディオ山形にエールを送っている。

 モンテディオ山形の広報スタッフは試合後に大分トリニータのゴール裏に向かった際、過去に大分トリニータ側ととある事業で深く関わっていた経歴を持っていたこともあり、涙が溢れてきたことを綴るとともに、大分トリニータのJ1昇格を祝うコメントを発信していた。

 そして大分トリニータのスタッフもモンテディオ山形との思い出について以下のように綴っている。

 「#モンテディオ山形のみなさん、サポーターのみなさん、昨日は色々とありがとうございました! 試合後、なかなか最終戦セレモニーがスタートできずご迷惑をおかけしました」

 「山形さんとは1999年、勝てばJ1昇格の最終戦でアディショナルタイムに1-1の同点に追いつかれ大分の悲劇と言われ、涙しました。今年も最終戦で対戦し、またアディショナルタイムに1-1に追いつかれ優勝は逃したけど、昇格できクラブとしてあの時より少し成長できたでしょうか?」

 「J2オリジナル10の山形さんとはこれからも北と南で距離は離れていますが、いつも繋がってる気がしまています。そして山形さんはまだ大事な戦いが残っていますね! 天皇杯準決勝、そして決勝での活躍をだいぶ南の方から応援しています!」

 「引き続き、共にJリーグ、サッカー、スポーツ、そして地域を私たちで盛り上げて行きましょう。昨日はありがとうございました!」

 大分トリニータにとってこの最終節が非常に重要な試合であることは言うまでもなく、選手、監督、そしてクラブスタッフの間には極度の緊張が走っていたことだろう。しかし試合後に互いに検討を称え合う姿勢に、多くのフットボールファンが賛辞を送っているに違いない。