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発表まで約1か月。惜しくもバロンドール受賞を逃した名選手たち

2007年にミランのカカが受賞して以来、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシが独占してきたバロンドールのタイトル。しかし、今年はルカ・モドリッチやワールドカップで優勝を果たしたフランス勢の存在もあり、両選手の受賞はないのではないか?という声もあがっている。そこで今回は、C・ロナウドとリオネル・メッシがいなければバロンドールを受賞できた可能性の高い選手たちをご紹介する。


フェルナンド・トーレス(2008年)

順位:3位
獲得タイトル:なし

リバプールの1シーズンにおける最多得点記録を更新する29得点を記録。プレミアリーグ月間最優秀選手に選出されるなど存在感を示し、同リーグ得点ランキングではクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ24得点を記録した。しかし、バロンドール受賞には至らなかった。


イケル・カシージャス(2008年)

順位:4位
獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ、UEFA欧州選手権(EURO)

クラブでは36試合32失点に抑えサモラ賞(シーズン最小失点に贈られる賞)を受賞。スペイン代表では44年ぶりの優勝に大きく貢献した。バロンドール受賞を求める署名活動が行なわれ、約1万人の署名が集まり約40年ぶりのGKバロンドーラーに期待がかかったが、4位に終わった。


シャビ(2009年、2011年)

順位:3位
獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ(国王杯)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)

リーグ戦最多の20アシスト、CL最多の7アシストを記録。また、クラシコで4アシスト、国王杯決勝でゴール、CL決勝で1アシストと大事な試合でも結果を残した。シャビをバロンドールに推す声も多かったが、メッシ・ロナウドの牙城を崩すまでには至らなかった。

(2度目)

順位:3位
獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ

ジョゼップ・グラルディオラ体制3年目でチャンピオンズリーグとリーガ・エスパニョーラのタイトルを獲得したバルセロナ。メッシとシャビが最終候補3人に残ったがバロンドールを獲ったのはやはりメッシだった。バルセロナにサポーターにとっては複雑な心境だっただろう


アンドレス・イニエスタ(2010年、2012年)

順位:2位
獲得タイトル:FIFAワールドカップ、リーガ・エスパニョーラ

シーズン前半は怪我の影響で出場できなかったが、徐々に存在感を発揮しリーグ優勝に大きく貢献。2009年8月8日に親友のダニエル・ハルケ氏が死去し、悲しみのなかで迎えたFIFAワールドカップだがスペイン代表の優勝に貢献。決勝戦ではハルケ氏に捧げる決勝ゴールをあげ、世界中の人々に感動を届けた。

(2度目)

順位:3位
獲得タイトル:コパ・デル・レイ、EURO2012

スペイン代表としてEURO2012タイトルを獲得し、最優秀選手にもなったイニエスタ。しかしこの年もメッシが4連連続となるバロンドールを受賞した。


ウェスレイ・スナイデル(2010年)

順位:4位
獲得タイトル:セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ

2010年のバロンドール最終候補3人には、インテルでCLなど3冠を達成し、南アW杯ではオランダ代表として準優勝、自らも得点王に輝いたスナイデルの名前はなかった。該当年は仏誌『レキップ』からFIFAに運営が移った初年度であり、従来のジャーナリストによる投票ではスナイデルが1位だったが、FIFA最優秀選手賞の投票員である選手と監督たちからの投票が圧倒的にバルセロナ選手たちに集中したことで3位にも入ることができなかった。この選考にはバロンドールという存在に疑問の声があがった。疑問の声は現在でも根強く残っている。


フランク・リベリー(2013年)

順位:3位
獲得タイトル:ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ

バイエルンはチャンピオンズリーグ、ブンデスリーガ、DFBポカールの3冠を達成。リベリは2013年のFIFAバロンドール最終候補3人になったが、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナFWリオネル・メッシに及ばず、3位に終わった。


マヌエル・ノイアー(2014年)

順位:3位
獲得タイトル:FIFAワールドカップ、ブンデスリーガ、ドイツ年間最優秀選手

2014年にブラジルで開催されたワールドカップで優勝し、大会最優秀GKにも選ばれたノイアーは、同年のバロンドールでは1963年のソ連のレフ・ヤシン以来のGKとしての受賞が期待された。しかし、クリスティアーノ・ロナウドの牙城を崩すには至らず、快挙はお預けとなった。


ネイマール(2015年)

順位:3位
獲得タイトル:UEFAチャンピオンズリーグ、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ

自身初のバロンドール最終候補者の3人に選ばれたネイマールは、公式戦31ゴール16アシストを記録するなどバルセロナの中心として躍動。ただ、彼に立ちはだかったのはチームメイト。バロンドールはリオネル・メッシの手に渡る結果となった。


アントワーヌ・グリーズマン(2016年)

順位:3位
獲得タイトル:UEFA EURO 2016 最優秀選手、UEFA EURO 2016 得点王、リーガ・エスパニョーラ 最優秀選手

2016年に地元フランスで開催されたUEFA欧州選手権でチームを牽引し、準優勝に導いた。個人タイトルでは同大会で得点王や最優秀選手勝に輝いており、リーガ・エスパニョーラでも最優秀選手に選出された。


名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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