リーグ・アン パリ・サンジェルマン

「イブラヒモビッチ? 頭おかしい」 話題になった元リーグアン審判が痛烈批判

現在アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)に所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは常に話題の中心となっているが、かつてフランスのリーグアンで審判を務めていたトニー・シャプロン氏は同選手を非難しているようだ。現地時間13日、イタリアメディア『Il posticipo』がこれを伝えている。

イブラヒモビッチは今年3月にアメリカへわたるとMLSのデビュー戦で2ゴールを決めるなど全米のフットボールファンに衝撃を与え、9月には自身のキャリア通算500ゴールを達成している。

アメリカで華々しいシーズンを送ったイブラヒモビッチであるが、シャプロン氏は同選手がパリ・サンジェルマン(PSG)に在籍していた時のエピソードを持ち出しているようだ。

同氏はイブラヒモビッチについて「彼は素晴らしいプレイヤーです。ただ、頭はおかしいし、狂っている。嫌な感じだ」とコメント。続けて「何か起きたら彼はいつも仲間のせいにする。相手チームの選手にはいつも何らかの嫌がらせをしている」と語り、批判を展開している。

さらにシャプロン氏は現地時間2015年3月20日に行われたリーグアン第30節・PSG対ロリアンで主審を担当した時の出来事について振り返っている。

「彼はこの試合でハットトリックを達成したので、彼に持って帰るボールを渡すために彼の方に行った。彼も私のもとに来て手を伸ばして「ボールを」と言ってきた」

「ただ、私はその態度が良くないと思う。私には4人娘がいるけど、「ください、お願いします」と言わないと私から何ももらえない。それは基本だ」

ただシャプロン氏は今年1月14日に行われたナント対PSGでの出来事により、審判の引退している。

この試合で主審を務めていた同氏はナントのディエゴ・カルロスが偶然接触し、転倒した。ただシャプロン氏は直後に同選手を蹴り上げようとした後に2枚目のイエローカードを提示しており、この一連の行為により6ヵ月の活動停止が言い渡されると、活動停止期間明けに審判の引退を表明している。