Jリーグ アルビレックス新潟

北京五輪出場の梶山陽平、FC東京と新潟両クラブが今季限りでの現役引退発表

 FC東京所属であり、今季はシーズン途中からアルビレックス新潟に期限付き移籍で加入しているMF梶山陽平が今シーズン限りでの現役引退を発表した。14日、FC東京公式サイト、アルビレックス新潟公式サイトが伝えている。

 梶山は1998年にFC東京の下部組織に入団すると2003年に第二種登録選手としてトップチームに帯同。2004年から2012年まで主力としてクラブを支えていた。

 また2008年にはU-23日本代表の一員としてFW本田圭佑、FW岡崎慎司、DF長友佑都、DF吉田麻也らとともに北京五輪に出場し、背番号「10」を着用していた。

 その後はギリシャの強豪・パナシナイコスや大分トリニータに期限付き移籍で加入した後、2014年から再びFC東京でプレーしていた。今シーズンは7月より期限付き移籍でアルビレックス新潟に加入していたものの、近年ずっと抱えていた膝の痛みの影響で出場機会が激減したことにより、現役引退の決意を固めたものとみられる。

 同選手はFC東京公式サイトを通じて「このたび、今シーズン限りでの現役引退を決めました。11歳の時にサッカースクールに入会し人生の三分の二である22年間をFC東京でサッカーをすることが出来て、とても幸せでした。良い時も悪い時も、ファン・サポーターのみなさんと共に歩むことができ、いつも変わらず応援していただきました。本当にありがとうございました」

 「唯一、FC東京での心残りはJ1リーグで優勝出来なかったことです。ただ近い将来、ファン・サポーターのみなさんと共に必ず優勝できると確信しています。これからもFC東京を応援していただき、共に戦ってください。本当にたくさんのご声援ありがとうございました(公式サイトより抜粋)」とコメントを残している。

 またアルビレックス新潟公式サイトを通じては「このたび、今シーズン限りでの現役引退を決めました。今年の夏にアルビレックス新潟に加入し、多くのファン・サポーターの方に声をかけていただき、監督以下選手・スタッフも温かく迎えてくれました。少しでもチームの力になりたかったのですが、怪我をして何もできず、残念であり大変申し訳なく思っています」

 「ただ、ここで出会った仲間やファン・サポーターは私の宝物です。来シーズンは必ずJ1に昇格できると信じています。これからもずっと応援しています。本当にありがとうございました(公式サイトより抜粋)」とコメントを残した。

 なお同選手の引退セレモニーは11月24日(土)開催のJ1リーグ第33節・川崎フロンターレ戦において、実施予定となっている。