Jリーグ 鹿島アントラーズ

クリスマスまでピッチに。常勝軍団鹿島アントラーズに待ち受ける過密日程とは?

先週末にクラブ創設以来初となるAFCチャンピオンズリーグ優勝という快挙を成し遂げた鹿島アントラーズには日本のフットボールファンから数多くの称賛が送られている。そしてファンの間ではFIFAクラブワールドカップでのレアル・マドリードとの再戦に向けてさらなる期待が高まっている。ただアントラーズに待ち受けるのはこれまでと変わらない過密日程だ。そこで今回はもしアントラーズが天皇杯とFIFAクラブワールドカップで決勝まで勝ち上がった時、どのような日程を迎えるのかシミュレーションを行ってみる。


J1リーグ

・第33節
11/24(土) 対ベガルタ仙台戦(ユアテックスタジアム仙台)

・第34節
12/1(土)  対サガン鳥栖戦(県立カシマサッカースタジアム)

昨季の覇者・浦和レッドダイヤモンズと同様、AFCチャンピオンズリーグ優勝チームに来季の本大会出場権が付与される規定が廃止されたことにより、アントラーズは「リーグ3位以内」、または「天皇杯優勝」によって来季の出場権を掴むことが至上命題となっている。そのアントラーズは現在勝ち点52の3位につけており、自力での3位以内確保が可能だ。ただ5位のFC東京まで勝ち点差2以内、8位のセレッソ大阪まで勝ち点5差以内にひしめき合っていることを考えると、残り2試合での6ポイント獲得が必至か。


天皇杯

・準々決勝
11/21(水)対ヴァンフォーレ甲府戦(山梨中銀スタジアム)

・準決勝
12/5(水) 対浦和レッドダイヤモンズ戦(県立カシマサッカースタジアム)

・決勝
12/9(日) 対ベガルタ仙台orモンテディオ山形戦(埼玉スタジアム2002)

UAE・アラブ首長国連邦で12/13(水)から開催されるFIFAクラブワールドカップに鹿島アントラーズが出場することにより、日程面の兼ね合いでアントラーズが準決勝に進出した場合にはベガルタ仙台対モンテディオ山形と鹿島アントラーズ対浦和レッドダイヤモンズはともに開催日が12/16(日)から12/5(水)へ前倒しに、そしてアントラーズが決勝まで勝ち上がった時は決勝の開催日が12/24(月)から12/9(日)へ変更となる。J1リーグクラブとしては12/1(土)に最終節を終えた直後に来季AFCチャンピオンズリーグ出場権をかけた天皇杯を戦うこととなるので非常に厳しい日程であることは間違いなさそうだ。


FIFAクラブワールドカップ

・1回戦
12/15(土) 対CDグアダラハラ戦<メキシコ>

・準決勝
12/19(水) 対レアル・マドリード<スペイン>

・決勝
12/22(土) 対戦相手未定

※すべてUAE・アラブ首長国連邦開催、日程は現地時間

日本のフットボールファンにとっての楽しみは何と言っても2年ぶりとなるレアル・マドリードとの再戦の可能性があることだろう。そしてアントラーズの選手やクラブスタッフにとっても自身の実力を試す格好の場となるに違いない。FIFAクラブワールドカップを終えたときにシーズンオフを迎えるので、他のコンペティションとの兼ね合いを考慮する必要が一切ないこともクラブにとって好条件と言えそうだ。


日程まとめ

11/21(水) 天皇杯・準々決勝 対ヴァンフォーレ甲府戦
11/24(土) J1リーグ第33節 対ベガルタ仙台戦
12/1(土)  J1リーグ第34節 対サガン鳥栖戦
12/5(水)  天皇杯・準決勝 対浦和レッドダイヤモンズ戦※
12/9(日)  天皇杯・決勝  対ベガルタ仙台orモンテディオ山形戦※
12/15(土) FIFAクラブワールドカップ1回戦・CDグアダラハラ戦
12/19(水) FIFAクラブワールドカップ準決勝・レアル・マドリード戦※
12/22(土) FIFAクラブワールドカップ決勝・対戦相手未定※

※は現時点では確定していない試合

常にあらゆるコンペティションでのタイトル奪取が求められる鹿島アントラーズであるが、ここ2ヵ月以上に及ぶ過密日程が今後の戦いに影響を及ぼしていることは考えられるだろう。しかしその過密日程の中で勝ち上がっていくと、それは間違いなく選手・監督やクラブスタッフ、そしてチーム全体にとって大きな自信へとつながるだろう。