セリエA

最下位キエーボが早くも2度目の監督交代か。元イタリア代表指揮官が辞意表明

 セリエAで最下位に沈むキエーボを率いているジャンピエロ・ベントゥーラ監督は現地時間11日に行われたセリエA第12節・ボローニャ戦後に辞任する意向を明らかにしたようだ。同日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 キエーボは今夏に破産申告を行ったチェゼーナと過去に選手取引を実際よりも多く見せかけ、実際に利益から上乗せしていたことが判明していることから、イタリアサッカー連盟(FIGC)から3ポイントはく奪という処分を受けている。

 またキエーボ今季はここまで未勝利と非常に厳しいチーム状況にあるが、今節のボローニャ戦は2-2のドローにより勝ち点1を上乗せている。それでも現在の勝ち点は「0」であり、19位フロジノーネとの勝ち点差は7となっている。

 ベントゥーラ監督は10月中旬にロレンツォ・ダンナ監督の後任として就任したものの、監督交代以降もここまで1分3敗と状況が好転しないことから早くもキエーボを去ることを決断したものとみられる。

 なお同監督はイタリア代表指揮官時に60年ぶりとなるワールドカップ本大会出場を逃したことを受けて、イタリア国内の多くのフットボーラーファンから批判の標的とされてきた。今回、キエーボ指揮官をわずか4戦で辞任することになると、自身のキャリアに更なる傷をつけるかもしれない。