セリエA ミラン

Cロナウド、ミランのイグアインへの処分軽減促す。古巣対戦で一発退場に

 ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドはミランのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインに対する処分を重くしないように求めているようだ。現地時間11日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 ユベントスは今節、サン・シーロに乗り込みミランと対戦。この一戦では昨季にミランへと電撃移籍を果たしたもののわずか1シーズンでユベントスに復帰したイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチや今夏にユベントスからミランへレンタルで加入したイグアインなど、両クラブにとって因縁のある対戦となった。

 その中、先発出場を果たしたイグアインが前半に獲得したPKを失敗すると、83分に主審に対して文句を言ったことによりレッドカードを提示され退場処分を受けた。

 試合はユベントスが2-0と勝利。2点目を叩き出したクリスティアーノ・ロナウドは試合後のインタビューにて「非常に幸せだよ。アウェイでのミラン戦は常に難しい試合だしね」と喜びをあらわにしている。

 ただその一方でイグアインの退場シーンについては「彼には重い処分が下る可能性があったし、僕はそんな彼に対して落ち着くように促した。彼はこの試合でそれほど多くの仕事ができず、敗れたことによって苛立ちを見せていた。理解できることだし、彼が過度に厳しい処分に遭わないことを願っている」と語っている。

 古巣との顔合わせで並々ならぬ意気込みを見せていたイグアインの気持ちを察していたクリスティアーノ・ロナウドに対して周囲から称賛の声があがることだろう。