ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル暫定監督ソラーリ、CL3連覇の名将ジダンとの比較について言及

 レアル・マドリードのサンティアゴ・ソラーリ暫定監督は就任記者会見の場で昨季まで同クラブを率いていたジネディーヌ・ジダン氏との比較を避けているようだ。現地時間30日、スペイン紙『マルカ』をはじめ複数メディアがこれを伝えている。

 マドリードはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ電撃移籍したこともあり得点力不足を露呈。また現地時間28日に行われたラ・リーガ第10節・バルセロナとの“エル・クラシコ”で5-1と歴史的大敗を喫し、翌日にフレン・ロペテギ監督の解任が公式発表されている。

 カスティージャからトップチームの指揮官に昇格したソラーリは「レアル・マドリードのために働くことは私にとって素晴らしい機会だ。マドリードはチャンピオンであるし、この成績には選手たちは傷ついている。難しい状況ではあるが、我々は巻き返さないといけない」と意気込みを語っている。

 また現役時代にマドリードでプレーし、同クラブのカスティージャで仕事をしたという点でソラーリと共通点の多いジダン元マドリード指揮官との比較について問われると「ジダンはこのクラブの指揮官を務めていた時期すべてにおいて素晴らしかった。我々はそんな彼と比較することはできないよ」とコメントを残している。

 かつてジダン氏も2016年1月に当時率いていたラファエル・ベニテスが解任されたことを受けてトップチーム指揮官に昇格。すると選手たちを一つの集団にまとめるマネジメントを発揮し、見事チャンピオンズリーグ(CL)3連覇に導いている。

 果たしてソラーリ暫定監督はそんなジダン氏と同様の足跡をこれからたどることができるのだろうか。