セリエA ジェノア

セリエAで激震。わずか2時間で最下位キエーボとジェノアが監督解任発表

 セリエAで現地時間9日、わずか2時間の間に2クラブが現指揮官の解任を発表するという異例の事態が起こった。

 最初に現在勝ち点-1で最下位に沈んでいるキエーボ・ベローナがロレンツォ・ダンナ監督の解任を公式発表。同クラブは第4節・ローマ戦で2点ビハインドからドローに持ち込んでいたものの、リーグ戦第8節まで2分6敗と未勝利に終わっている。

 またキエーボは今夏に破産申告を行ったチェゼーナと過去に選手取引を実際よりも多く見せかけ、実際に利益から上乗せしていたことが判明していることから、イタリアサッカー連盟(FIGC)から3ポイントはく奪という処分を受けており、早くも残留が厳しい状況となっている。

 そしてダンナ監督解任が公式発表されてから約2時間後には今度はジェノアのダビデ・バッラルディーニ監督も解任の憂き目に遭っている。

 同監督は昨季途中からジェノアで指揮を執り、残留を決めるなど下位に低迷しいていたチームの立て直しに成功。今季もまずまずのスタートを切っていたものの、第8節で昇格組パルマに1-3と敗れたことを受け、クラブ首脳陣が電撃解任に踏み切ったようだ。

 なお、キエーボは後任として元イタリア代表監督のジャンピエロ・ベントゥーラ氏と合意に達している模様。またジェノアはクラブOBであり、これまで2度に渡り指揮を執っていたイバン・ユリッチ氏が再び指揮官として現場復帰することが公式発表されている。