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シントトロイデン鎌田大地、移籍後初の先発フル出場でPK沈める

 シント=トロイデンVVのMF鎌田大地は現地時間6日に行われたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第10節・ムスクロン戦で今季3ゴール目を叩き出している。

 シント=トロイデンのホームで迎えたこの一戦では、鎌田が加入後初となる先発メンバーに名を連ねたほか、日本代表DF冨安健洋が3バックの一角で先発出場を果たした。

 試合は序盤からホームチームのペースで進むと、27分にPKを獲得。これをコンゴ民主共和国代表FWジョルダン・ボタカが確実に決めて先制点を挙げる。さらに42分にはムスクロンの選手が2枚目のイエローカードを提示され退場になると、後半もシント=トロイデンが優位に試合を進める。

 それでも追加点を奪えずに終盤に差し掛かったものの84分にFWヨアン・ボリがネットを揺らした。そして90分にはまたもやムスクロンの選手が2枚目のイエローカードを提示され退場処分を受ける。その後、後半アディショナルタイムの90+2分、鎌田は味方が獲得したPKを落ち着いて沈め勝負を決定づける3点目をもたらした。

 試合はこのまま3-1で終了し、シント=トロイデンが勝利。これにより、シント=トロイデンは勝ち点を17まで積み重ね、暫定順位を5位としている。またこの試合で冨安が鎌田と同様に先発フル出場を果たしたほか、日本代表DF遠藤航も65分からピッチに立ち、勝利に貢献した。