ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

マンU、レアルでCL3連覇のジダン氏招へい時には仏代表FW再獲得へ

 昨季までレアル・マドリードを率いていたジネディーヌ・ジダン氏はマンチェスター・ユナイテッド指揮官に就いた場合には、アトレティコ・マドリードのフランス代表アントワーヌ・グリーズマンの獲得に乗り出すかもしれない。現地時間14日、スペイン紙『アス』がこれを伝えている。

 ジダン氏は2016年1月に当時マドリードを指揮していたラファエル・ベニテス氏の解任に伴い、監督に就任するとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやウェールズ代表FWガレス・ベイルなど数多くのタレントをグループとしてまとめる手腕を発揮し、昨季には見事チャンピオンズリーグ(CL)3連覇を成し遂げていた。ただCL3連覇直後の5月末に突然クラブを去ることを公式発表し、ファンに大きな衝撃を与えていた。

 その同氏の去就を巡っては、今週に「近いうちに私は確実に再び指揮官になる。私の好きな仕事だし、フットボールはこれまでの人生全てに充ててきたものである」と語ったことから、ジョゼ・モウリーニョ監督の後任としてユナイテッド行きの可能性を指摘する声が高まっている。

 またスペイン紙『アス』が報じるところによると、仮にジダン氏がユナイテッド指揮官に就任した場合には、2017年夏の移籍市場で獲得失敗に終わったグリーズマンの再獲得に挑戦する可能性があるようだ。

 なおグリーズマンは今夏にバルセロナ行きの可能性が取りざたされていたものの、ワールドカップ・ロシア大会前にアトレティコと新契約を締結。またその契約には2億ユーロ(約262億円)にものぼる契約解除条項が含まれている。ジダン氏のユナイテッド監督就任の可能性と併せて今後の展開にも注目したいところだ。