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ミランの闘将ガットゥーゾ、ローマが獲得狙うテクニシャンについて…

 ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督はFWスソを慰留する構えを前面に押し出しているようだ。3日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。

 スソの去就を巡っては、ローマが先日、ボルドーからFWマウコム獲得でクラブ間合意に達しサイン間近に迫っていたものの、バルセロナの“強奪劇”に遭ったことから、ターゲットを同選手に切り替えたという報道が駆け巡っている。

 これに対し、ミランのガットゥーゾ監督は「私はスソを何が何でもミランに残留させたい。(ローマへの移籍報道には)とてもいらいらする。彼は質と量をともに兼ね備えている」と語っており、放出する考えが一切ないという姿勢を見せているようだ。

 なお同選手とミランの契約には3800万ユーロ(約49億円)の契約解除条項が盛り込まれているものの、イタリア国外クラブへの移籍時のみ適用されるものであることに加え、すでに適用期限が切れているものとみられる。今夏にユベントスからアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインとイタリア代表DFマッティア・カルダーラを獲得しているミランではあるが、スソの残留に全力を尽くすようだ。