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ミランのミラベッリSD、オーナー交代なら今夏にクラブを離れるか

 ミランのマッシミリアーノ・ミラベッリSD(スポーツディレクター)は今夏にもクラブのスポーツディレクター職を辞するかもしれない。22日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを報じている。

 ミランは昨夏に中国資本のオーナーのもとで2億ユーロ(約265億円)を超える大型補強を敢行し、リーグ戦を6位で終えていた。ただファイナンシャル・フェアプレー(FFP)抵触により一旦は今季のヨーロッパリーグ(EL)出場権がはく奪されていたものの、日本時間20日晩にスポーツ仲裁裁判所(CAS)における口頭弁論においてCASがEL出場権はく奪という処分を覆し、出場権付与という判決が下された。

 またオーナーについても、今夏にヨンホン・リー氏からアメリカの大手ヘッジファンド「エリオット・マネジメント」にオーナーが変わる可能性が非常に高まっているものとみられる。

 このオーナー交代に関連して、昨夏にクラブ首脳陣に加わっていたミラベッリ氏がクラブのプレシーズンツアーに帯同しないことが明らかになっており、これにより同氏の去就が不透明となっているようだ。EL出場権を再獲得したことは朗報であるものの、首脳陣の再編について未だに見通しが立っていないことは今シーズンに臨むにあたり大きな不安材料となりそうだ。