ラ・リーガ

ラ・リーガと日本女子サッカーリーグが連携協定締結発表

 また、日本女子代表の高倉麻子監督と、レアル・ベティス・フェミナスに所属する山根恵里奈もスピーチに登場。

 高倉監督は「スペインのようなサッカー王国と連携できることは個人的にうれしいです」と語った。さらに自国のレベルアップにはリーグの発展が重要であることを強調し「先ほどの話で42チーム中31チームが女子チームを持っていることにショックを受けました」とスペイン女子サッカーの発展に驚きを隠せない様子だった。

 山根はリーグの違いについて聞かれ「日本で学んだことを活かしてスペインで活躍することが重要で、どちらのリーグも素晴らしいと思います」と述べ、日本でやってきたことが活きた部分については「真面目にコツコツやることはスペインの選手にもすごいね、と言われます。反対に、オン・オフの切り替えはスペインで学びました」と語り、日本とスペイン両面で学ぶことを忘れない同選手の姿勢が見られた。

 マラビア氏が女子サッカーの人気は年々高まっているのではないかと述べたことに対して、高倉監督は「様々な現場に行って、年々女子サッカーが発展していることを感じます」と同意見であることを示した。

 男子でも先日、乾貴士がレアル・ベティスへの入団発表会見を日本で行うなど、戦略的にスペイン国外での人気獲得に乗り出しているラ・リーガ。女子でもレアル・ソシエダでプレーしていた後藤三知のエイバル移籍が決定するなど、日本人選手の話題が続いている。

 今後も、なでしこリーグからスペインへはばたく選手が多く出てくるかもしれない。