クロアチア代表 ワールドカップ

クロアチア、奇跡の決勝進出はUEFAの功績?UEFA会長が強調

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンドル・チェフェリン会長が、クロアチアの決勝進出は奇跡とは言い切れず、UEFAがスポーツを発展させるために行ってきた努力の反映だと主張しているようだ。14日、英メディア『ロイター』が報じている。

 クロアチアは建国から27年の人口約420万人の小国ながら、ロシアワールドカップで決勝に進出。多くの強豪国が敗れるなかで、彼らの快進撃は「奇跡」と呼ばれることも。

 チェフェリン会長はそれをUEFAの活動の成果と考えているようだ。「UEFAはいい仕事をしている。サッカーの発展のしかたに少しづつ差が出てきているので、ギャップは広がっていくだろう」とコメント。

 また、「私たちはすべての大会で多くの収入を得て、適切に分配している。全国の協会を支援する元選手たちと協力して、ガバナンスに取り組んでいる。サッカーのテクニカルな部分での発展のために、基盤の部分への投資をしている。サッカーの成功と発展のための正しい方法だ」と、UEFAがしっかりと育成までカバーしていると主張した。

 「奇跡」と呼ばれるクロアチアの決勝進出だが、その裏にはUEFAの草の根レベルでの貢献があったのだろう。しばらくは欧州が国際サッカーの覇権を独占する日が続きそうだ。