代表チーム スペイン代表

ロシアW杯ベスト16で敗退のスペイン、イエロ監督の辞任を公式発表

 スペインサッカー連盟(RFEF)はフェルナンド・イエロ監督の辞任を日本時間8日晩に公式発表した。

 スペイン代表監督を巡っては、ワールドカップ・ロシア大会開幕直前まで率いていたフレン・ロペテギ氏が極秘でレアル・マドリードと交渉を重ねており、来季から同クラブの指揮官の座に就くことが公式発表。これを受けてRFEFが同監督の解任を決断、後任にRFEFのスポーツディレクター職を務めていたイエロ氏の就任を発表していた。

 そのイエロ監督率いるスペイン代表は、W杯初戦でポルトガル相手に3-3のドローで勝ち点1を分け合うと、イラン戦では苦しみながらも勝利をもぎ取り、そしてグループステージ最終戦のモロッコ戦ではドローだったものの、決勝トーナメント進出を決めていた。しかしベスト16の開催国ロシアとの一戦ではPK戦の末に敗れ、大会を後にした。

 ベスト16での敗退直後にイエロ監督は「スペイン代表を率いることができて光栄だった。これからも指揮するかどうかは私が決めることではない。敗退した後では、私の進退は1番後回しにしていいことだ」というコメントを残しており、同監督の去就については不透明であるという見方が広まっていたものの、RFEFは2年後のEURO2020、そして4年後のカタールW杯に向けて監督交代という決断を下したようだ。