ワールドカップ イングランド代表

呪縛を解いたイングランド代表、過去のPK戦を振り返る

日本時間4日行われたロシアワールドカップ・決勝トーナメント1回戦でイングランド代表はコロンビア代表にPK戦の末、勝利を飾った。とにかくPK戦に弱いことで定評があるイングランド代表。今回はそんな同代表のメジャー大会におけるPK戦をご紹介したい。

vs西ドイツ

1990年FIFAワールドカップ準決勝

PK戦の呪縛はここから始まった。先攻のイングランド代表は4人目のピアースが失敗。一方、後攻の西ドイツ代表は4人全員成功。イングランド代表の5人目ワドルが失敗し、4-3で敗北した。

vsドイツ

1996年欧州選手権(EURO)準決勝

1990年FIFAワールドカップ準決勝の西ドイツ戦に続き、1996年欧州選手権(EURO)準決勝でもドイツとPK戦までもつれ込む死闘を演じた。6連続成功したドイツに対して、イングランドは6人目の現イングランド代表監督ガレス・サウスゲートが失敗。またも準決勝でPK戦の末に涙を呑んだ。

vsアルゼンチン

1998年FIFAワールドカップ決勝トーナメント1回戦

互いに2人目のキッカーが失敗し、3-3で迎えた5人目。アルゼンチン代表はアジャラが成功。イングランド代表はデビッド・バッティが失敗し、ベスト16で敗退した。

vsポルトガル

2004年欧州選手権(EURO)準々決勝

イングランド代表は1人目のデビット・ベッカムが失敗。しかし、ポルトガル代表3人目のルイ・コスタが失敗したため、6人目以降のサドンデスへ突入。ポルトガル代表は7人目のリカルドが成功したのに対し、イングランド代表は7人目のダリウス・バッセルが失敗。6-5でPK戦の末、敗退した。

vsポルトガル

2006年FIFAワールドカップ準々決勝

2004年欧州選手権(EURO)準々決勝から2年後の2006年FIFAワールドカップ準々決勝で再びポルトガル代表とPK戦にもつれ込む死闘を演じた。ポルトガル代表は2人目ビアナ、3人目プティが連続失敗。しかし、イングランド代表は2人目のハーグリーブス以外決められず(ランパード、ジェラード、キャラガーが失敗)、1-3でまたもポルトガル代表にPK戦の末敗れた。

vsイタリア

2012年欧州選手権(EURO)準々決勝

準々決勝でまたもPK戦にもつれ込んだイングランド代表。イタリア代表2人目のモントリーボが外し、2-1とリード。しかし、イングランド代表は3人目のアシュリー・ヤング、4人目のアシュリー・コールが2連続で失敗し、2-4で敗北を喫した。