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陸上界の“怪物”ウサイン・ボルト、チャリティーマッチでMOMに輝く

 陸上界での“怪物”であり、フットボーラー転向を目指しているウサイン・ボルトは日本時間11日にマンチェスター・ユナイテッドの本拠地・オールドトラッフォード行われたチャリティーマッチに出場し、PKで得点を決めたようだ。11日、アメリカメディア『ESPN』がこれを伝えている。

 8個の金メダルを獲得するなど陸上界の歴史に名を刻んでいるボルトは4月中旬にボルシア・ドルトムントや南アフリカの強豪マメロディ・サンダウンズのトレーニングに参加。また先日はエリテセリエン(ノルウェー1部)のストレームスゴトセトIFのトレーニングに参加するとともに、U-19ノルウェー代表との練習試合にも出場していた。

 そして今回はかねて参戦が決定していた国連児童基金(UNICEF)主催のチャリティーマッチ「サッカーエイド」に出場。イングランド代表のレジェンドとイングランドを除く国からの世界選抜チームの激突したこの一戦では、かつてマンチェスター・ユナイテッドで4度にも渡るリーグ優勝を経験したエリック・カントナ氏や今季でマンチェスター・シティを退団したコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレなどがピッチに立った。

 激しい打ち合いとなった一戦は3-3で90分を終えると、PK戦に突入。そのPK戦ではペナルティスポットにボールを置くとスタジアムが歓声に湧く中、ボルトは見事にゴール左下隅に決めた。結局このPK戦は4-3で世界選抜チームが勝利し、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にはボルトが選出された。

 これまでドルトムントをはじめとする複数クラブの練習に参加してきたボルトにとっては、この一戦で自らの実力を発揮できたことに満足していることだろう。