ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

ビッグネーム狙うバルサ、グリーズマン獲得失敗時の“プランB”は…?

 バルセロナは今夏にアトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン獲得を狙っていることは周知の事実であるが、もし同選手の獲得に失敗した時に備え、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーの獲得も視野に入れているようだ。7日、スペイン紙『アス』が報じている。

 サラーは昨夏にローマからリバプールに加入すると、公式戦52試合に出場し44ゴール16アシストを挙げるなど鮮烈なパフォーマンスを披露。チームをチャンピオンズリーグ(CL)のファイナリストに導いたほか、プロフェッショナル・フットボーラーズ・アソシエーション(PFA)から今季のPFA年間最優秀選手賞を受賞するなど大躍進を遂げている。

 一方バルセロナは昨夏にブラジル代表FWネイマールの代役としてボルシア・ドルトムントから獲得したフランス代表FWウスマン・デンベレのパフォーマンスに首脳陣は満足しておらず、さらなる前線強化に向けてアトレティコで今季29ゴールを挙げたグリーズマンをメインターゲットに定め、水面下での接触を継続しているものとみられる。

 ただグリーズマンはアトレティコ残留も考慮しているものとみられており、バルセロナ首脳陣は代役としてサラーに白羽の矢を立てている模様。すでに同選手の代理人のもとにはオファーが届いており、選手サイドは交渉のテーブルに着く構えを見せているようだ。

 なおリバプールはすでにリヨンのフランス代表MFナビル・フェキルの獲得間近に迫っていることから、1億ユーロ(約131億円)でサラーの放出を容認する可能性があるものとみられる。グリーズマンの去就に関して大きな関心を寄せているバルセロナだが、ここに来て他クラブ間との“ビッグディール”成立の可能性も出てきた格好だ。