プレミアリーグ リバプール

リバプールのエジプト代表サラー、一転してロシア杯出場が微妙に

 リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーはチャンピオンズリーグ(CL)決勝後にワールドカップ・ロシア大会への出場が可能と伝えられていたものの、ここに来て開幕までに間に合わない可能性が出てきているようだ。30日、スペイン紙『マルカ』など複数メディアがこれを伝えている。

 サラーは日本時間27日未明に行われたCL決勝・レアル・マドリード戦で先発出場したものの、26分にマドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとの競り合いの際に右腕を巻き込まれる形で転倒。30分に涙を流しながらピッチを後にしている。この怪我の具合について試合終了直後にユルゲン・クロップ監督が「(サラーの負傷は)非常に深刻なものだ、本当に深刻だ」と語るなど長期離脱の恐れがあったものの、キエフ市内の病院でX線検査を受けた結果、筋肉系には負傷が見られずロシアW杯に出場できる可能性があると伝えられていた。

 また同選手も「(CL決勝の日は)非常にタフな夜だったけど、僕はファイターだ。このようなことがあっても、誇りを見せるためにロシアでプレーすることに自信を持っている。みんなの愛情やサポートは僕がより強くなるために必要なものだよ」と自身のSNSを通じてコメントを残すなど、ロシアW杯出場へ並々ならぬ意欲を示していた。

 ところがリバプールの理学療法士はサラーの負傷について「3,4週間は安静しなければならない。しかし我々はその時間を短縮できるように務める」と同紙のインタビューにて語っており、同選手のロシアW杯出場が微妙であるとの見方が広まっているようだ。

 なおエジプト代表は日本時間2日未明にコロンビア代表と、7日未明にベルギー代表との親善試合を行った後、15日晩にグループステージ初戦となるウルグアイ戦が控えている。果たしてサラーはこのウルグアイ戦までにどれだけコンディションを回復させることができるのだろうか。