Jリーグ サンフレッチェ広島

広島が雨の中の激戦を制し3連勝。猛攻の神戸はゴールを奪えず

 6日にエディオンスタジアム広島で行われたJ1リーグ第13節、サンフレッチェ広島対ヴィッセル神戸の一戦は広島が2-0で勝利を収めた。

 雨の中で行われた試合は、FWルーカス・ポドルスキを負傷で欠く神戸が立ち上がりからボール支配で上回る展開となる。首位に立つ広島はきっちりとブロックを形成して対抗し、序盤は両チームともに決定的なシュートシーンはなかなか訪れない。

 徐々に押し返す広島は32分にFWパトリックがペナルティエリア内からシュートを放つが、これはGKキム・スンギュがセーブ。さらに37分には左サイドのDF佐々木翔のクロスにFW渡大生がヘディングで合わせてゴールを狙うものの、シュートはゴール右に外れた。

 スコアレスのままハーフタイムを迎えるかと思われた前半終了間際、広島はペナルティエリア内で佐々木が倒され、PKを獲得する。これをキッカーのMF青山敏弘がゴール右上に決めて、ホームチームが先制した。

 一点を追う神戸は後半、MF三田啓貴や途中出場のFWウェリントンが際どいシュートを放つが、GK林卓人が好セーブを見せゴールを許さない。

 対する広島も青山の強烈なミドルシュートがポストを直撃するなど、先制点が生まれたことで後半はよりオープンな展開となった。

 同点に追いつきたい神戸は試合終盤もウェリントン、FW渡邉千真らがゴールに迫るが、ゴール前で体を張る広島は最後まで得点を許さず。アディショナルタイムにカウンターからパトリックがダメ押しの追加点を決めて、試合は2-0で終了した。

 広島は3連勝で2位FC東京との勝ち点差8を保つことに成功した。