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PSG、昇格組に敵地で2失点ドロー。勝ち点100達成ならず

 リーグ・アン第36節、アミアン対パリ・サンジェルマンの一戦が行われ、2-2のドローに終わった。

 試合はやはりリーグ優勝を決め、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝を控えるPSGが主導権を握る形でスタート。アミアンも相手CBにプレスをかけて、サイドバックへとビルドアップを誘導したが、そのあとのプレッシングをうまく行えず、エディンソン・カバーニカバーニまで繋がれる場面が目立つ。

 26分、主導権を握るPSGが先制に成功する。アンヘル・ディ・マリアが右サイドにスライドし、ハビエル・パストーレがディ・マリアとのコンビネーションからバイタルで前を向くと、DFラインの裏を突いたカバーニへラストパス。抜け出したカバーニがこれを冷静に沈め、スコアを0-1とする。

 前半にグラウンダーのクロスから2回の決定機を迎えたPSGだったが、追加点は生まれず。0-1で試合はハーフタイムへ。

 迎えた後半、先手を取ったのはアミアン。47分、プレスネル・キンベンペがエリアやや外側に釣りだされると、トマ・モンコンデュイがそのスペースを突いたムサ・コナテにラストパス。抜け出したコナテがこれを冷静に沈め、後半開始早々に試合を振り出しに戻す。

 しかし、PSGが焦りを見せることはなく、65分に逆転に成功する。トーマス・ムニエが右サイドからグラウンダーのクロスを送ると、DFにあたりチアゴ・モッタがエリア外で拾う。クリストファー・エンクンクが持ったからボールを預かると、ゴール正面エリアやや外側で巻いたミドルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、スコアは1-2に。

 再びビハインドになったアミアンはプレスの強度を下げずに同点弾を狙いに行く。そして迎えた80分、カウンターからキンベンペとの1対1を迎えたコナテがキンベンペの股を抜くシュートを放つと、アルフォンス・アレオラの脇下をすり抜けネットに突き刺さった。試合終盤にアミアンが試合を振り出しに戻す。
 
 その後、両者追加点を狙いに行くものの、ゴールは生まれず。PSGはフランス杯決勝を前に、敵地で勝利を収めることはできなかった。