プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

2位マンU、今季昇格組ブライトン相手に敵地で完封負け喫す

 マンチェスター・ユナイテッドは日本時間5日未明に敵地・アメリカンエクスプレス・コミュニティー・スタジアムでのプレミアリーグ第37節・ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン戦で0-1と敗れた。

 現在2位のユナイテッドは来週なかばにもリーグ戦を控えていることから、今夏の退団の可能性が伝えられているイタリア代表DFマッテオ・ダルミアンやフランス代表FWアントニー・マルシャルなど一部ポジションでのターンオーバーを実施してこの一戦に臨む。そのユナイテッドは試合開始早々の2分、ペナルティエリアよりわずか左サイド寄りの外側でファウルを貰うと、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのFKにペナルティエリア内でベルギー代表MFマルアン・フェライニがブライトンのオーストラリア代表GKマシュー・ライアンが反応するよりも先に右脚で合わせてゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定に遭い先制点とはならない。

 対するホームのブライトンは19分、FWグレン・マーレーがバイタルエリアでパスを受けるとそのまま思い切りよくロングシュートを枠内へ放つ。ただここはスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの好セーブに遭いゴールとはならない。その後は両チームとも互いにゴール前まで迫るものの決定力を欠き、0-0で後半へ折り返す。

 その後半、ユナイテッドは49分にフランス代表MFポール・ポグバがペナルティエリア内で縦パスを受けグラウンダーシュートを放つも、ここもライアンが難なくキャッチ。すると57分、ブライトンはペナルティエリア内のやや左サイド寄りの位置からホセ・イスキエルドが縦に突破し、クロスを上げるとこれにMFパスカル・グロスがファーサイドから頭で合わせる。このシュートをアルゼンチン代表DFマルコス・ロホがクリアしたかに見えたが、クリア前にゴールラインを割っておりブライトンが先制点を奪う。

 リードを許したユナイテッドは同点に追いつくべく攻勢を強め決定機を作りだすものの、ブライトンのスペースを与えない守備に手を焼きゴールをこじ開けることができない。86分にはカウンターの局面からMFジェシー・リンガードからの縦パスをラッシュフォードがペナルティエリア内でフリックし、これをリンガードがダイレクトで合わせるもゴールマウスの左にそれる。結局試合はこのまま0-1で終了。ユナイテッドは今季昇格組のブライトンに敗れている。なおブライトンは2試合を残して勝ち点40の暫定11位であり、降格圏の18位サウサンプトンと勝ち点差8となったことからプレミアリーグ残留をほぼ手中に収めた形だ。