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伊代表監督候補アンチェロッティ、あの“愛弟子”の入閣を熱望か

 昨年9月までバイエルン・ミュンヘンを率い、現在はフリーであるカルロ・アンチェロッティ氏はイタリア代表指揮官就任時にアンドレア・ピルロ氏の入閣を熱望しているようだ。26日、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。

 イタリア代表指揮官を巡っては、は昨年11月にワールドカップ・ロシア大会欧州予選のプレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりに本大会出場を逃したことを受けてイタリアサッカー連盟(FIGC)がジャンピエロ・ベントゥーラ監督の解任を発表。以降はルイジ・ディ・ビアジョ氏が暫定監督を務めていたものの、FIGCは次期指揮官の候補の絞り込みを行っている模様。イタリア複数メディアが伝えるところによると、最有力候補にはアンチェロッティ氏や現在ゼニト・サンクトペテルブルク指揮官のロベルト・マンチーニ氏などの名前が挙がっているようだ。

 その代表監督候補のひとりであるアンチェロッティ氏は自身のイタリア代表監督就任時に、息子でバイエルン在籍時にアシスタントコーチを務めていたダビデ・アンチェロッティ氏に加え、ピルロ氏にもスタッフ入りするよう打診した模様。またアンチェロッティ氏は今週末にもFIGCの首脳陣とローマで会談を行うものとみられる。

 なお、アンチェロッティ氏招聘(しょうへい)の場合にはマンチーニ氏よりも年俸が高くなる可能性が高く、その額は500万ユーロ(約6億6000万円)以上にも及ぶようだ。果たして同氏が2020年のEUROや2022年のW杯に向けてかつてのミラン時代における“愛弟子”とともに新生イタリア代表の舵取りを担うことはあるのだろうか。