代表チーム イタリア代表

元インテルのマテラッツィ、伊代表監督候補について語ったことは…?

 元インテルのマルコ・マテラッツィ氏はゼニト・サンクトペテルブルク指揮官のロベルト・マンチーニ氏がイタリア代表監督に就任することを望んでいるようだ。21日、フランスメディア『RMC Sport』がこれを伝えている。

 イタリア代表指揮官は昨年11月、60年ぶりにワールドカップ本大会出場を逃したことを受けてイタリアサッカー連盟(FIGC)がジャンピエロ・ベントゥーラ監督の解任を発表。以降はルイジ・ディ・ビアジョ氏が暫定監督を務めており、3月の代表ウィーク期間中に行われたイングランド戦やアルゼンチン戦で指揮を執っていた。

 そして次期代表監督巡っては、マンチーニ氏就任の可能性が極めて高いとイタリア国内の複数メディアが報道している。これについてかつてインテルで選手・監督の関係でともに仕事をしていたマテラッツィ氏は「マンチーニ? 彼はイタリア代表を前に進めてくれる。彼は今、これまでのキャリアで成し遂げたあらゆる物事に価値があることを証明しなければならない」と語っており、マンチーニ氏の仕事ぶりに対して大きな期待を寄せているようだ。

 またワールドカップ・ロシア大会にイタリア代表が出場しないことについては「イタリア代表の不出場? 我々はその事実を受け入れなければならない。新しい監督のもとで再びスタートを切らなければならない」と言及しており、現状を受け止める必要性を口にしている。

 なお一部報道によるとマンチーニ氏がイタリア代表の新指揮官に就任する場合、同氏の初陣は日本時間5月29日未明に行われる国際親善試合・サウジアラビア戦になる可能性が高いようだ。これまで今季途中までバイエルンを率いていたカルロ・アンチェロッティ氏や現在チェルシー指揮官であり今季限りでの退任の可能性が伝えられているアントニオ・コンテ氏など複数のイタリア代表監督候補の名前が紙面を賑(にぎ)わせていたものの、どうやらマンチーニ氏に一本化していると考えて良いかもしれない。