Jリーグ 名古屋グランパス

連敗同士の一戦は内田復帰の鹿島に軍配。名古屋は泥沼5連敗

 14日に行われたJリーグ第8節、鹿島アントラーズ対名古屋グランパスの一戦は2-0でアントラーズが勝利を収めた。

 2連敗中のアントラーズと4連敗中のグランパスという、調子を崩しているチーム同士の試合は、開始早々にスコアが動く。

 10分、土居聖真のスルーパスに反応した鈴木優磨が菅原との1対1を制して左のハーフスペースを突破。ゴールライン近くからのプルバック(マイナス方向への折り返し)を金崎夢生が押し込んでアントラーズが先制に成功した。

 16分にも同じような形から、今度は鈴木が自分でシュートを狙うも枠の外に外れる。

 ポゼッションを高めてボールを細かくつなごうとするグランパスに対して、4-4-2のブロックを敷いて縦パスに対して強くプレッシャーをかけるアントラーズという構図が続き、グランパスはなかなかゴール前まで迫ることができずに前半を終える。

 後半も基本的な状況は変わらず、アントラーズがペースをつかんだまま試合を進める。

 68分には再び鈴木にチャンスが訪れる。右サイドからのクロスをファーでヘディングするも、ボールはわずかに枠を外れて追加点の機会を逃した。

 このまま試合が終わるかと思われた88分、相手のボールを前線で奪った金崎をきっかけに、そのままゴールまで一直線でこの日2点目をを決め、試合を決定づけた。

 これで勝ったアントラーズは連敗を止め、グランパスは5連敗となった。