ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

リーグ6連覇のバイエルン、ハインケスが“前任者”へ感謝の言葉

 バイエルンをブンデスリーガ6連覇に導いたユップ・ハインケス監督は今季途中までクラブを指揮していたカルロ・アンチェロッティ氏のこれまでの功績に対して感謝しているようだ。8日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 バイエルンは昨年9月末にチャンピオンズリーグ(CL)グループステージでパリ・サンジェルマンに惨敗を喫したことを受けてアンチェロッティ解任を決断。リーグ戦でも序盤は出遅れていたものの、ハインケス就任以降は本来の強さを取り戻し昨年12月にはブンデスリーガで首位の座を奪還していた。

 以降も他クラブに圧倒的な地力の差を見せつける形で勝ち点を積み重ねたバイエルンは日本時間7日晩に行われたブンデスリーガ第29節・アウクスブルク戦で1-4と勝利を飾り、2位シャルケに20ポイントという大差をつけてリーグ6連覇を達成している。ハインケス監督は優勝セレモニー後のメディアインタビューにて、「このタイトルはアンチェロッティのものでもある。彼は素晴らしい監督だったし、そんな彼にもタイトル獲得をお祝いしたい」と同氏に対する感謝の意を口にしている。

 なお、バイエルンはこのブンデスリーガのタイトルに加え、CLとDFBポカール制覇の可能性も残しており3冠達成へ向けて着実に前進している。また現在率いるハインケス監督は自身の今後の去就に関する明言を避けているものの、残り2つのタイトル奪取へ全力を注ぐ構えを見せているようだ。