ブンデスリーガ プレミアリーグ

ドルトムント、覚醒するバチュアイを来夏完全移籍へ。唯一の後悔は買取OPの付け忘れ

 ドルトムントは、ベルギー代表FWミシー・バチュアイを完全移籍で獲得するために動き始めているようだ。13日にイギリス『イブニング・スタンダード』が報じた。

 今冬、ドルトムント、アーセナル、チェルシーの間で起こった玉突き移籍。その結果、ドルトムントはガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンをアーセナルへと放出し、その代わりにチェルシーからバチュアイをレンタルで獲得した。

 移籍当初、チェルシーで出番を失っていた同選手が昨季のブンデスリーガ得点王の穴埋めになるのかという懐疑的な視線が向けられていた。しかし、バチュアイはデビュー戦でいきなり2ゴール1アシストを決めて勝利に貢献し、続いて先日行われたブンデスリーガ第22節の対ハンブルガー戦では2戦連続でゴールネットを揺らし、ファンの心配を一気に払拭した。

 そんな同選手を、ドルトムントは来夏に完全移籍で獲得しようともう既に決断したようだ。ただ、このレンタル移籍には買い取りオプションが付随していないため、チェルシーと交渉することになる。このことに関して、ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEOは「常に獲得のチャンスはあるが、彼がこの調子で毎試合ゴールを決めると難しくなってしまうかもしれない」と話し、買い取りオプションを付随させなかったことを後悔していることを明かした。

 果たして、バチュアイは来夏もドルトムントでプレーするのだろうか。これからの同選手の活躍とともに注目が集まる。