ブンデスリーガ ボルシア・ドルトムント

ドルトムント、バチュアイ2試合連続ゴールでハンブルガーを破る。香川真司は後半に負傷交代

 ブンデスリーガ、第22節ボルシア・ドルトムント対ハンブルガーの試合が日本時間10日に行われた。

 ドルトムントは昨年5月27日のDFBポカール決勝・フランクフルト戦で右ひざの靱帯を負傷し、8ヶ月に渡って離脱を強いられてきたFWマルコ・ロイスが復帰。日本代表MF香川真司と共にスターティングメンバーに名を連ねた。ハンブルガー酒井高徳もキャプテンとして先発出場。日本人対決が実現した。

 ドルトムントは前半からボールを支配。香川真司は守備的なポジションも効果的なパスを見せるなど上々の立ち上がり。対するハンブルガーはボールを奪ったらサイドに散らしクロスを上げFWフィリップ・コスティッチ、FWボビー・ウッドが競ったこぼれ球をフィニッシュに繋げるシンプルなサッカーを展開。酒井高徳は右サイドを駆け上がりクロスを供給するなど攻守にわたりチームを支えた。

 前半は無得点のままハーフタイムへ。ドルトムントはシュート3本。支配率はよかったもののフィニッシュまでなかなか行ける回数は少なかった。一方ハンブルガーはシュート5本。支配率に対してフィニッシュまで行く確率が高くドルトムント相手にも負けない姿勢を示した前半だった。

 後半、ハンブルガーが攻撃への姿勢を見せるもドルトムントが先制。MFクリスチャン・プリシッチがワンタッチでPA内に侵入。グラウンダーの早いクロスをFWミシー・バチュアイが滑り込みながらゴールへ押し込んだ。

 58分香川真司にアクシデント。パスを出した後のランニングで足を痛め、負傷交代となった。

 香川が抜けたドルトムントは守備的MFに2人を置く形を採用。その後もドルトムントは猛攻を見せるもあと一歩押しきれず追加点を奪えない。

  86分、ハンブルガーが攻めに出る。カウンターで酒井が右サイドからドリブルで持ち運び敵陣内へ侵入。ファーサイドを掛け上がっていたコスティッチへのクロスボールが通るもドルトムントGKロマン・ビュルキの好判断でピンチを回避。酒井の好プレーもゴールには繋がらなかった。

 試合終了間際、FWアンドレ・シュールレのスルーパスにMFマリオ・ゲッツェが抜け出しシュート。体勢を崩しながらもゴールへ押し込み勝利を確実なものにした。

 試合はこのまま終了しドルトムントが2-0で勝利。バチュアイはリーグ戦2試合連続のゴールでチームを勝利へ導いた。ハンブルガーは公式戦9試合勝利を挙げることが出来なかった。