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イタリア系であるポチェッティーノ、ユベントスファンであった自身の過去を明かす

 チャンピオンズリーグベスト16ファーストレグ、ユベントス対トッテナムが13日に迫った。ファンが待ちわびるこの1戦は、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督にとってある特別な意味を持つ。12日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 ポチェッティーノ監督はイタリア系アルゼンチン人だ。彼の祖父は、ユベントスの本拠地であるトリノからアルゼンチンへ渡った移民の一人である。同監督がアルゼンチンで住んでいたイタリア系移民の居住地は、人々にイタリア“色”が色濃く残っていたという。

 そのこともあり、ポチェッティーノ監督は少年時代はユベントスファンであったという。その為、同監督にとってこのユベントス戦は大きな意味を持つのだ。

「昔はユベントスファンだったんだ。私の祖父は沢山のことを教えてくれたよ。最初は子供なのでよくわかってなかったけどね」

「でも我が家ではチームはずっとユベントスだった。遠くにいたけれど、成長するにつれユベントスの偉大さがわかったんだ」

 もちろん、ファンであったからといって明日の試合に影響するわけではない。両チームが全力を出し切り素晴らしい試合を見せてくれるのは間違いない。しかし、謙遜なのだろうか同監督は畏怖に近い称賛をユベントスに送っている。

「(ユベントスは)バルセロナやレアル、そしてバイエルンのレベルにある。私たちもそこにたどりつけるように努力しているよ。まだそれからは遠いけれどね。だけど努力することでたどり着けると信じている」

「ユベントスは全てにおいて優勢だ。彼らには歴史があり、なにより闘える選手たちを擁する。闘うことは、プレイすることとは違うものだ」

 このようにポチェッティーノ監督は語った。しかし、トッテナムが得点ランキング首位のイングランド代表FWハリー・ケインをはじめとする様々な素晴らしい選手たちを擁するのも事実だ。トッテナムは全力を尽くし、13日の試合で勝利を目指す。