プレミアリーグ ニューカッスル

マンU、ニューカッスルに痛恨敗戦。首位マンCとの勝ち点差は16に

 プレミアリーグ第27節、ニューカッスル・ユナイテッド対マンチェスター・ユナイテッドの試合が11日に行われた。

 直近5試合の成績が首位のマンチェスター・シティと同じ4勝1分1敗でこの試合を迎えたユナイテッド。チャンピオンズリーグ出場権争いが熾烈なだけに、降格圏争いに参加するニューカッスル相手に勝ち点を落とすわけにはいかない状況だ。

 試合は序盤から高いプレッシングでニューカッスルがボールを奪いにかかる。前節でアシストを記録するなど、好調のフアン・マタがベンチスタートとなったユナイテッドだったが、選手の距離感を近く保ち、プレスに苦戦することはなかった。

 先に決定機を演出したのはニューカッスル。クリス・スモーリングのハンドにより、ゴール左ややエリア外側でニューカッスルがFKを獲得。ドワイト・ゲイルが直接ゴールを狙い、壁にあたったこぼれ球をジョンジョ・シェルベイがミドルシュート。これはGKダビド・デ・ヘアがしのいだ。

 35分にはユナイテッドが決定機を逃す。ニューカッスルの高いDFラインの裏を突いて、ネマニャ・マティッチがマルシャルへ斜めにパス。抜け出してGKと1対1となったが、マルティン・ドゥブラフカの好セーブに阻まれた。

 アレクシス・サンチェスをアクセントにアグレッシブなニューカッスルのプレスを交わしながらゴールに迫ったユナイテッドだったが、得点が生まれることはなく、スコアレスで前半を折り返す。

 迎えた後半57分、ロメル・ルカクのスルーパスに反応したサンチェスがエリア内で抜け出し冷静にGKを抜いたが、帰陣したDFにシュートをブロックされ、決定的なチャンスをものにすることができない。

 中々得点を奪えないユナイテッド。65分、ニューカッスルに先手を奪われる。FKからのロングボールをヘディングで落とし、それに反応したマット・リッチーがフリーでボールをネットに突き刺した。状況を打開したいユナイテッドはポール・ポグバに代えてマイケル・キャリック、ジェシー・リンガードに代えてフアン・マタを投入する。

 追いつきたいユナイテッドは猛攻を仕掛けるが、最後の最後でニューカッスル守備陣が踏ん張り、ゴールラインを割ることができない。シェルベイはあらゆる場面で顔を出し、ニューカッスルのピンチを数多く救った。

 ユナイテッドはスモーリングを前線に送り込むなど、同点弾を必死に奪いに行くが、ニューカッスルが粘りを見せ失点を許さない。結局ユナイテッドは最後まで得点を奪えず試合終了。アウェイでの試合2連敗を喫した。対するユナイテッドは公式戦5試合ぶりの勝利を収めている。