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ギグス、ウェールズ代表監督に就任したばかりのレジェンドが“故障癖”で悩むベイルに言及

 マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるライアン・ギグスがウェールズ監督に就任した。同監督が故障の多発で悩む同国のエースであるレアル・マドリード所属のFWガレス・ベイルに関して言及している。20日、『BBC』が報じている。

 ベイルが所属するマドリードは昨シーズンはリーガ、チャンピオンズ・リーグ制覇という破竹の大活躍をしている。しかし今季はその姿からは想像できないような不調が続いている。

 その不調を象徴するかのようにベイルは故障に悩まされ、今季の先発出場が6試合のみとなっている。代表においても怪我が原因でロシアW杯欧州予選のラスト2試合、そして同国敗退が決まったアイルランドとのプレーオフ欠場を余儀なくされた。

 このエースの“故障癖”はチームにとって大きな問題だ。しかしギグス監督はその問題解決が可能だとその自信を隠さない。それは自身が現役時代に培った経験からくるものだ。ヨガなどをとりいれ40歳という年齢まで現役を続けた彼の“知識”だ。

「知識の伝承みたいなものだ。私が現役時代に培った経験のね」

「私はご承知のとおり長い経歴がある。その間に沢山の出来事にぶつかった」

 ギグス監督にとっての初陣は24日のネーションズ・リーグでのスイス戦からになる。この大会は欧州サッカー連盟の開催するもので、今回が初開催となる。この大会でウェールズはアイルランドそして北アイルランドと対戦する可能性が大きい。

 新しく就任したばかりの同監督だが、すでに練習に関するビジョンは出来ているようだ。そしてそれはユナイテッドの黄金期のものを基準にしている。

「私がずっといた“あのクラブ”では練習のほうが試合よりきつかった。だから試合を“楽”にこなすことができたんだ」

「そしてそれが私が作りたい練習環境だね。練習と比べると試合が楽に感じるのがちょうどいい」