ラ・リーガ バルセロナ

バルサ、鬼門アノエタでリーグ戦10年ぶりの勝利。レアルとの勝ち点差は19に

 リーガエスパニョーラ第19節レアル・ソシエダ対バルセロナが15日、ソシエダの本拠地アノエタで行われた。

 バルセロナは4-4-2の左サイドにアンドレ・ゴメスを起用。右サイドバックにはセルジ・ロベルトが入った。

 前半開始11分、ソシエダがバルセロナの隙を突く。右サイドからのシャビ・プリエトのクロスにウィリアン・ジョゼがヘディングシュート。これがゴールネットに突き刺さり、ソシエダが先制に成功した。

 さらに勢いに乗るソシエダは前半33分、フアンミがDFラインの裏に抜け出してシュート。相手DFに当たったボールはコースを変え、ゴールネットに吸い込まれた。

 前半38分、左サイドから裏に抜けたスアレスのクロスにパウリーニョが落ち着いて流し込み、今季8ゴール目を決めた。

 2-1でソシエダがリードを維持し前半終了。ソシエダは右サイドの連携からチャンスを創出。逆サイドの戻りが甘いバルセロナの弱点を突いた。一方、バルセロナは両サイドバックの上下動でチャンスを作ったが、ソシエダの組織的な守備にも苦しめられ1点に止まりとなった。

 後半50分、右サイドバックに入ったセルジ・ロベルトが局面を突破。中央のメッシにボールが渡ると左側を並走したスアレスにラストパス。これをスアレスが芸術的なループシュートを決め、バルセロナが2-2の同点に追いついた。

 後半70分、バルセロナは相手GKのフィードに競り勝つと、ボールはCB間を抜け裏へ走り出したスアレスのもとへ。GKとの1対1を冷静に沈め、スアレスが2得点目を決めた。これで3-2とバルセロナが逆転に成功。さらに後半85分にメッシが追加点をあげ、勝負を決定付けた。

 このまま4-2で試合終了。バルセロナは無敗でのシーズン折り返した。永遠のライバル、レアル・マドリードは第19節ビジャレアル戦に敗れたため、両チームの勝ち点差は19に広がった。