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マラウイで珍事。審判に八百長依頼するも試合終了後に返金要求

 アフリカ南東部マラウイ共和国で、八百長を依頼した審判にクラブから返金を要求するという珍事が起こった。26日、アメリカメディア『AP』が報じている。

 八百長はナショナルカップのナカロ・ユナイテッド対チタパ・ユナイテッドの一戦で行われた。ナカロは試合前に4人の審判に20ドル(約2200円)を支払った。しかし、引き分けの末PK戦に敗れたナカロは20ドルの返金を要求。審判員は20ドル全額を返すことができず15ドル(約1700円)だけ返金を行ったが、納得のいかないナカロはマラウイ当局に出向くと、そこで今回の八百長が発覚したようだ。

 八百長を行ったナカロに対しての処分は発表されていないが、現在係争中だという。また、4人の審判員に関してはマラウイ審判協会から解雇の通知が出ているようだ。

 マラウイ国際審判協会のクリス・カリシェロ事務総長は「結果として八百長は失敗しているが、試合の内容を修正する要素が認められる。このような犯罪を犯すことは、キャリアが終了するということだ」とコメントを残している。