ラ・リーガ バルセロナ

ヴィッセル神戸、バルサからイニエスタ獲得を公式発表

 ヴィッセル神戸は24日午後に記者会見を開き、バルセロナからスペイン代表MFアンドレス・イニエスタの獲得を公式発表した。

 イニエスタの去就を巡っては、4月末に今季限りでのバルセロナ退団が発表されて以降、次なる行き先として中国スーパーリーグが有力視されていたもののヴィッセル神戸加入の可能性が浮上。同選手も日本と中国のいずれかでのプレーすると移籍先について言及していたが、Jリーグ参戦を決断したと伝えられていた。

 そして現在ヴィッセル神戸に所属してる元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキも「何度も対戦してきたし、お互いに知っている。彼は素晴らしい選手だ。世界中のクラブが彼を欲しがっているはずだ。彼が神戸に来ることになれば、本当にすごいことだ」というコメントを残すなど、イニエスタへエールを送っていた。

 記者会見においてはヴィッセル神戸のオーナーを務め、かつ楽天の代表取締役会長兼社長でもある三木谷浩史氏は冒頭英語で、そしてその後に日本語でイニエスタがバルセロナから加入したことに加え、同選手の経歴について紹介。

 イニエスタが2010年のワールドカップ・南アフリカ大会の優勝メンバーとなったこと、そして2015年からクラブでキャプテンマークを巻いていたこと、そして同選手がカンテラ出身であることに触れるとともに、同選手の加入によりトップチームに限らずアカデミーも含めた次世代の育成にも影響を与えると語っている。

 そして三木谷氏の冒頭のコメントが終えた後に、イニエスタが会見場に姿を現すと、報道陣の目前で2人が契約書にサインを交わした。そしてイニエスタはスペイン語で「今日が特別な日である。チームメイトとプレーできることを楽しみにしている。私も、そして私の家族も少しでも日本の文化に慣れたい」と語った。

 かつて2010年のワールドカップ・南アフリカ大会でスペイン代表の一員として頂点にのぼり詰め、バルセロナで数多くのタイトルを勝ち取ってきたイニエスタがどのようなプレーを披露してくれるのか、日本国内のフットボールファンから今後大きな期待が寄せられる。