12日に三協フロンテア柏スタジアムで行われたJ1リーグ第14節、柏レイソル対川崎フロンターレの一戦は1-2で川崎が勝利した。
川崎がボール支配で上回る中、立ち上がりにチャンスを作ったのは柏だった。5分にMF小泉慶が右足でクロスバーを直撃する惜しいミドルシュートを放つと、その後もFW伊東純也らがカウンターを中心にゴールに迫る。
対する川崎は16分に左サイドから阿部が右足でゴールを狙うと、その5分後にもMF守田英正がペナルティエリア外から際どいシュートを放つなど、徐々に圧力を強めていく。
しかし先手を取ったのはホームチームだった。32分、右サイドのDF小池龍太からのパスを受けた伊東が鮮やかなターンでディフェンダーを置き去りにし、右足で冷静にシュートを流し込み先制点を奪った。
川崎は相手を押し込みながらもなかなかシュートまで持ち込めず、前半は1-0で柏がリードして終了した。
後半もボール持つ時間の長い川崎は57分、ショートカウンターからFW小林悠が鮮やかなミドルシュートを叩き込み、1-1の同点に追く。
反撃に出る柏は68分にMFキム・ボギョンがペナルティエリア内で2度立て続けにシュートを放つが、GKチョン・ソンリョンが好セーブを見せてゴールを許さなかった。
終盤は両チームともに勝ち点3を目指して相手ゴールに迫ったがなかなか得点は生まれず、引き分けに終わるかと思われた後半アディショナルタイム、川崎の鈴木雄斗がクロスにヘディングシュートで合わせて決勝点を奪う。この劇的なゴールによって、川崎が敵地で連敗を止める勝ち点3を手にした。
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