
6月6日、ヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた明治安田J1百年構想リーグ。神戸は昨2025シーズンまでのエースFW宮代大聖を冬に失いながらも、WESTで安定感抜群の強さを示し、プレーオフラウンドでは王者鹿島アントラーズを破り大会王者に輝いている。
鹿島は優勝決定戦で敗れたとはいえ、地域リーグラウンドではEASTで圧倒的な強さを示した。プレーオフラウンドの第一戦で神戸に敗れるまでは、18試合で90分間での敗戦が1度のみと、王者の名に相応しい戦いを披露していたことは間違いない。そして、そんな盤石の王者に地域リーグラウンドで唯一90分での黒星を与えたのが東京ヴェルディだった。
昨季は残留争いに巻き込まれた東京V。昨冬は守備の要であったDF谷口栄斗を失い、戦力ダウンも懸念される中迎えた百年構想リーグだった。しかし、いざ開幕を迎えるとPK戦での勝利を含めて開幕3連勝。終盤戦で失速したがEAST5位、総合順位は10位で大会を終えていた。
もちろん、来る新シーズンでファンやサポーターが望むのは2024年のような躍進だ。だが、J1復帰を果たして以降毎年のように主力と呼べる選手たちが他クラブへ流出してきたことを考えると、今夏も同様の事象が起きるのではないかと不安を抱えるファンも多いはず。ここでは、今夏特に東京Vが手放したくない選手トップ5を紹介していく。

5位:吉田泰授
今大会、得点数は東西合わせてリーグワースト3位となった東京V。そんなチームにとって、DF吉田泰授のフリーキックは来季以降も大いに期待したい武器と言えよう。
今大会中フリーキックでのゴールは2つ。そのほかにも2つのゴールを奪っており、さらに内訳を見ると4ゴール中3ゴールが途中出場からと、限られた時間で自身の強みを存分に発揮した大会になったことは間違いない。
残念ながら大会終盤戦は怪我により出場できないゲームが続いた吉田。クラブの公式より全治約1年のリリースが成されていることもあり、今夏の移籍に絡むことは考えづらいが、スペシャルな飛び道具をチームにもたらす唯一無二の選手であることからこのランキングに含め順位を5位とした。

4位:平川怜
今大会中、東京Vで20試合すべてに出場した選手は2名いるが、そのうちの1人がMF平川怜だ。昨季は34試合に出場するもなかなかゴールに絡めなかった平川だが、今大会では2つのアシストを挙げるなど役割を果たしている。
もともとはライバルクラブであるFC東京の下部組織出身の平川。FC東京でトップチームに加わった後は、J2の複数クラブを渡り歩き経験を積んだ。転機となったのは2023年のロアッソ熊本での活躍。この年41試合とほぼ全試合に出場し、7ゴール9アシストと大暴れ。その活躍から翌年はJ1復帰を果たしたジュビロ磐田に移籍し、さらに2025年に東京Vへ加入している。
デュエル勝利総数はリーグでも上位。得点に関与できる技術の高さに加え、身体を張った守備も大きな魅力だ。まさに中盤の軸になれる存在感を放った大会となったことから手放せない選手4位とした。
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