セリエA第24節、SPAL対ミランの試合が10日に行われ、ミランが4-0でSPALを下し引き分けを挟んで4連勝を達成した。
ここ5試合で3勝2分とジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下、復調の兆しを見せるミラン。アウェイでのSPAL戦でここまで負けがないだけに、勝ち点3を獲得することが絶対条件の試合となった。
試合は開始早々に動く。右サイドで相手DFと対峙したスソがファーサイドへとクロスを送るとアレッシオ・ロマニョーリがヘディング。SPALのGKアレックス・メレトが一度はしのぐものの、こぼれ球に反応したパトリック・クトローネがゴールに押し込み先制に成功する。
1点を先制されたSPALだが、マヌエル・ラッツァーリの推進力を武器にカウンターのチャンスをうかがい続ける。対するミランは無理な縦パスは避け、時間をかけた攻撃が目立つようになる。
チャンスを演出できないSPALだったが、41分に決定機が訪れる。フェデリコ・ビビアーニがゴール正面やや右よりで獲得したFKを直接ゴールに蹴りこむも、右ポストをたたき惜しくもゴールには至らない。
両チームともに5本ずつのシュート放ったが、SPALは枠内シュートが0と質の面で差が表れた前半を1-0で折り返す。
迎えた後半、前半同様に主導権を握るミランが数回ゴールに迫るものの、中々追加点を許さないSPAL。しかし、65分にその粘りも限界を迎える。エリア内に右サイドからドリブルで侵入したスソが左足でコントロールシュート。GKメレトが1度はセーブするものの、こぼれ球を再びクトローネがゴールに押し込み、ミランが追加点の奪取に成功する。
73分にはルーカス・ビリアにミラン初ゴールが生まれる。相手のミスからボールを奪取すると、GKのポジショニングを確認し、ゴール右端へ見事にコントロールされたシュートを流し込んだ。ミランが3点のリードを奪い、勝利を決定的なものにする。ビリアはゴールの直後にベンチに下がり、リッカルド・モントリーボが投入される。
ミランは77分に2ゴールのクトローネを下げ、アンドレ・シウバを投入。84分にはフランク・ケシエに代えてファビオ・ボリーニを投入し、クリーンシートを目指す。
試合終了間際の90分、ボリーニに待望のミラン初ゴールが生まれる。モントリーボから斜めのパスをスペースで受け、GKとの1対1を冷静に沈め、ミランが4点目を奪う。
その後、試合が動くことはなく4-0でミランが大勝を収めている。
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