Jリーグ ヴァンフォーレ甲府

甲府退団・40歳ウタカが現役続行「複数オファーが…」Jリーグ他クラブ移籍も

ピーター・ウタカ 写真:Getty Images

 清水エスパルス、サンフレッチェ広島、FC東京、徳島ヴォルティス、京都サンガでのプレー経験を持つ元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカは、2024シーズン限りでヴァンフォーレ甲府を退団。2025年2月12日に41歳の誕生日を迎えるが、現役続行の意思を明かしている。

 同選手はベルギー、デンマーク、中国でプレーした後、2015年2月に清水へ移籍。広島時代の2016シーズンに19ゴールでJ1得点王のタイトルを獲得するなど、絶対的ストライカーとして日本で多くの実績を残してきた。

 2018年には一度デンマークへ戻ったが、同年6月に徳島へ移籍し、再びJリーグに活躍の場を求めたウタカ。甲府在籍時の2019シーズンにはJ2リーグ40試合の出場で20ゴールと、今度はJ2得点王に。2020年から3シーズンにわたり所属していた京都では、リーグ戦通算109試合の出場で52ゴールを挙げると、2023年の甲府復帰後も決定力が衰えていないことをアピール。今季はリーグ戦34試合の出場で8ゴールを奪ったが、11月15日に契約満了がリリースされている。

 デンマーク紙『Tipsbladet』で12月6日に公開されたインタビュー記事によると、ウタカは「すでに複数オファーが届いている。ヨーロッパのクラブからの関心はないので、再びアジアでプレーすることになるだろう。アジア、日本で新天地を見つけるのがそれほど難しくないといいのだが…」と自身の去就に言及。

 その上で、「肉体的にも精神的にもまだ良い状態なので、その気になれば、おそらくあと数年はプレーできるよ。2024シーズンはほぼ全ての試合でピッチに立ったしね」などと、現役続行を明言した。

 J1通算115試合出場45ゴール、J2通算212試合出場89ゴールと、Jリーグ通算150ゴール達成の可能性を残しているウタカ。すでに日本国内の複数クラブが同選手を巡って争奪戦を繰り広げている可能性も考えられる。